「20世紀梨」という梨を発見。
読み方によっては希望もへったくれもないですが、なんか強そう。
味方にいたら頼もしいような気がしません?
今日は6日ですね。
開設したのは2カ月弱前ですが、丁度1ヶ月前まではここの存在を誰にも言わないでいたので実質今日がサイトの1ヶ月記念です。
shin的には。
なので「何となく今日は更新したい」って事で、連続更新です。
今日はサクッと本編へ。
今回も『』内で中2のshinの日記を抜粋してお届けしたいと思います。
ステイ先で気を遣うランキング上位、お風呂。
夕食後、「お先にお風呂どうぞ」と言われたshin。
後の方が気が楽なのですが、そこは一応お客様、って事で先に入る事に。
お風呂セットを持って廊下に出ると、もう夜なので廊下は真っ暗。
お風呂場も真っ暗です。
廊下までは別に明かりなしでも平気でしたが、さすがにお風呂場には一筋の光も射してません。
自分の手すら見えない暗さはまさにダンジョン。洞窟です。
shinは暗闇で夕方ダック娘が家の中を案内してくれた時、電気をどこで点けていたか必死で思い出そうとしました。
が、初めに一気にされる説明って、そのほとんどが忘れられる運命にあるものです。
その時すぐには必要ない知識だったりすると、尚更です。
shin(娘の部屋はスイッチだったし、恐らくここもスイッチに違いない)
考えた結果そう目星をつけたshinは、お風呂場の壁づたいにスイッチを探します。
その時の心境は?中2のshinさん。
『我ながら暗闇でパントマイムのように壁をぺたぺたしているのは、はたから見てさぞ面白かろうと思った。』
お前の口調は何だ。
でも気持ちは分かります。焦ってスイッチを探しているshinの中に、もう一人冷静なshinがいたようです。
ぺたぺたとカニ歩きをしているshinの顔に、糸が当たりました。
「これかも…!」
とりあえず軽く引っ張ってみるshin。
変化はありません。
………。
実はこれが他ならぬスイッチだったのですが、強く引っ張らないので明かりは点きません。
暗闇の中の細い糸は、必要以上にか細く見えて、強く引っ張れなかったんです。
すっかり弱っていたshinは、足音を聞きつけて慌ててそっちに向かいます。
この家、静かすぎるし誰も部屋から出てこないし、何かものを尋ねるにはとっても不便な環境でした。
車の通らない道路でヒッチハイクしてる気分です。
ここで逃したらもう通らない!たとえシャイなダック息子だとしても奴が消える前に捕まえてやる!!
物騒な決意をして廊下に出ると、足音の主はダック母でした。
母「どうしたの?一階に行くの?」
(※今shinと母がいる所も、お風呂も2階です)
shin「いえ…、あの」
母 「夜10時以降になったら、絶対に一階に行ってはだめよ。」
「電気はどう点けるんでしたっけ」と言いたかったshinの口が開いたまま停止します。
…やっぱり何かの現場を見てしまう事になるのでしょうか。
母が昼間の時のようにグラサンだったら、確実に遺書を書いて紙飛行機にして窓から飛ばしてました。
母「防犯ブザーが鳴っちゃうから」
びっくりさせないでくれ!
やっと用件を伝えられたshinに母は笑顔になって、廊下の電気をつけてくれました。
『切羽詰まった気分だった私は、心の中で「ちげーよっ」と激しく突っ込みながら、穏やかに「Bath Room.」と言った。』
ビビらされた直後だったので、中2のshinの口が悪いのは大目に見てやって下さい。
(何とか6日中に更新したかったので短いけど次回に続く。)
今日中の更新、超ギリギリだったー!
shinです。一目見てお分かりの通り、リニューアルです。
いやーCSS難しいですねー。shinは根っからの文系なもんで、普通に苦労しました。
あとパソコンで本格的に絵を描いたのも初めてで大変でした。
今までの女の子のはテンプレートで選んだやつだったんですが、shinは本当は同じデザイナーさんのもっとシックなのが良かったんです。
でもそのデザインだと完全にモノクロで、かなり絵的に寂しくなっちゃうんで、女の子の使ってたんですね。
でも何かshinぽくないかなーと思ってて、「どうせしっくりこないんなら自分で作るか!」と思い立ちまして…。
一応トップの画像と目次とかの前にある画像をshinが作りました。
トップ絵はshinのイメージ画…という感じでしょうか。
とにかく性別をどっちかに偏らせたくなかったので、どっちかよく分からん見た目にしました。
目次とかコメントとかに付いてる三角は、ピックです。
ギター弾くやつね。
記事の前についてるのはラジオです。
こういう感じの素材を、かなり探してたんですけど見つからなくて、
「描いた方が早いや。」
と気づいて作ってみました。
まだ全体的に白いので、色々徐々に直すと思いますが、とりあえず形になったかな、と思ったんで上げました。
下がっていく内に白くなって寂しいって方は枠を少し広げると星の背景が出てきます。
それもその内何とかします…。
じゃ、本編行きましょうか。
ところでこのステイの間、shinは何故か日記をつけてました。
日記といっても、メモ帳に走り書きしただけのものですが、これが今shinの手元にあり、今読み返しても意外と面白いので、今日はこのメモから色々抜粋しながらお送りしていきたいと思います。(『』内がそうですよ)
ダック家に到着しました。
町中にある一軒家で、長細めで小さめだけど可愛い家でした。
家の中を案内してもらうと、裏には小さな庭もあり、とても素敵なおうちでした。
さて、とにかくこの中に馴染まねば。
とりあえず、日本からのお土産を渡します。とにかく和っぽいものを色々あげたんですが、その中で娘は紙風船が気に入ったみたいでした。
shinが膨らませるんだよーと説明すると、何故か5個あった風船全てを家族みんなで膨らませ、とても満足そうにしていたダック達。
何が彼らの琴線に触れたのか定かではないですが、リビングには膨らんだ紙風船達が多数ぽんぽんと打ち上げられていました。
そんな光景を中2のshinはどう見ていたのでしょうか。
ちょっとメモ帳見てみましょう。
『かさばるだろ、と思った。』
手厳しいな、昔のshin!
もうちょっと何か無かったのか…?
お、ダック娘が折り紙にも興味を示し出しましたよ。
薄紫がお気に入りのようです。
そこで中2のshinは、紙風船が気に入られていた事を踏まえて、折り紙で作ってあげようと思ったようです。
『薄紫で紙風船を作ったらば膨らまなかった。娘ゴメン。』
出来ないんならするなよ!
余談ですけどshinは、折り紙をほとんど折った事がなく、鶴の折り方も知らない子でした。
膨らまない紙風船とか、ただのひし形ですからね。
中2のshinは、娘のお気に入りの折り紙をただのひし形にしちゃったみたいです。
こんなジャパニーズなものを見ていた娘が、
「shinは最終日に日本の民族衣装を着てたわよね?」
と話を振ってきました。
どうやら着てみたい様です。
丁度お祭りの話をしていたので、
「あれはお祭りの時に着るんだよ」
と話し、流れ的に着せてあげる事になりました。
『即席で着せたのでかなり雑になった。娘ゴメン。』
お前は謝ってばっかだな!
ただ着せにくかったのは覚えてます。娘も家族も喜んでたんで良かったですが…。
正しい形は彼らには分かんないですしね…。
その後娘の部屋に行くと、部屋には金属の棒がモチーフにいくつか付いてて風が吹くと鳴る、日本の風鈴みたいなのがありました。
なので風鈴の話をしたら、
「それはベルよ。」
と断言されました。ま、形的にね…。
shinが片付け等をしてる内に夕食になりました。
『サーモンと、ポテトと、人参と、豆』
が、メニューだったようです。
簡潔すぎていまいち把握しづらいですが、多分茹でたり焼いたりしてあったのでしょう。
ご飯中、ダック母が
「日本人は魚を食べるんでしょう?」
と聞いてきました。
なるほど、それでサーモンが出たのか。
ダック家は事前に日本についての本とか読んでくれていたみたいです。
こういう小さな事は意外と嬉しいものです。
で、デザート。
来ました、砂糖菓子!もといケーキ!!
『甘過ぎ』
さすがのshinも甘味に関してこれ以上言う事が無かった様です。
御飯の後、何か楽器ができるかと聞かれました。
ピアノを弾く、と答えたら、どうやらダック父と息子が弾くようです。
ダック息子に
「弾いてみてくれる?」
と頼んでみましたが、断られました。
彼はダック娘より年下です。
さっきからずっといたんですが、どうやら非常にシャイなようで、shinが息子に話しかけようとすると“自分にスポットが当たりそうな気配”を素早く察知しとても目立たなくしていました。
代わりにダック父が弾いてくれました。
この人は陽気な親しみやすい人で、shinはダックファミリーの中で一番好きなキャラ(?)でした。
娘が早速自分のお気に入りのCDと楽譜を持ってきて、父にリクエストしています。
とても上手だったんですが、娘は何が気に入らないのかちょくちょく口を出していました。
しばらくブリトニーを弾かされていた父ですが(すごい流行ってた時期に行ったのです)、shinに十八番を聞かせてくれようとして、一悶着ありました。
娘はブリトニー以外の曲を弾くのを許しません。
父「頼むよ、1曲だけ!」
shinに聞かせたくて一生懸命な所もかわいい父。
結局娘が去った後、ビートルズの「HELP!」とか「I Want To Hold Your Hand」(邦題は“抱きしめたい”でしたっけ。)とかを弾いてくれました。
shinはビートルズで弾けるのは「Hey, Jude」だけだったので、父の去った後でちょろっとそれを弾いてみました。
気配がして振り返ると、まだ案外近くにいた父の姿が。
彼はすごくびっくりした顔をしてました。
と思ったら、キッチンに向かって、
父「shinはビートルズファンだ!!!」
と叫びました。(ホントに叫びましたよ、彼は。)
すごく喜んでました。
ここでハッとするshin。
娘がノリノリだったり父がピアノ弾いたりしててダイニングを離れられず、夕飯の後片付けを手伝えませんでした。
居候失格です。
食器洗いだけでも(特にこの国の食器洗いは信用ならないので)手伝おうと思っていたのに…!
急いでダック母に謝りに行きます。
母「気にしないで平気よ。食器洗い機があるから。」
色んな意味で安心したshinでした。
←shinとダック息子の初対面の様子。
shinが何かしたでしょうか?
ってくらいに引き気味の挨拶でした。
そうだ、キリ番企画なんですが、キリ番報告して頂いた方に、イラスト化してほしい回をリクエストして頂いて、それを載せてこんな風にその回を絵日記みたいにしようと思ってんですが、いかがですか?
今回リニューアルしたのは、shinの絵日記と前のテンプレートが合わないだろうなってのもあったんですよ。
第一回目を777ヒットにしようと思ってたらいつの間に700近くにカウントがたまっていたので、急いでお知らせしないと、と思って描いてみました。
まあ、踏み逃げの可能性もカウンターの奴が飛んで数える可能性もあるので、実現する可能性のが少ない企画ですが、もし踏んだりした方はお暇でしたらぜひご一報下さい。
描きたいときはshinが勝手に描きますけどね。
(その次は999ヒットだそうだ。次回に続く。)
買い物中お母さんに抱っこされた赤ちゃんが、手を振っていました。
なので振り返したら、彼女は急に動きを止めました。
こっちを不思議そうに見てきます。
セリフを付けるなら、
「この人、何してるんだろう??」
そんな感じ。
いやいや、あのね?君が手を振るから、振ってみたんだけど。
普通それ見たらおんなじ事するんですよ。
この動作そういう意味です。
びっくりされてびっくりしました。
さて、本編のshinは憂鬱で仕方ありません。
ほんっとーに憂鬱でした。どう表現すれば分かってもらえるでしょうか。
『草野球で飛んでったボールが自分の兄貴のもので、黙って使ってたから絶対取りに行かなきゃならない。
超怖いオヤジの家へ、しかも一人で行かなきゃいけない』感じ。
…何この昭和な設定。
『愛する人のために必死で戦って、やっと手ごわい敵をやっつけたのに、肝心のヒロインがなんやかんやで死んでしまって、これから一人で生きていかなければならない主人公の気持ち』
だから設定の時点で間違ってるって!
しかもなんやかんやって何!?ちょっと気になっちゃたじゃんか!!
『捨て犬としてダンボールに入れられて雨の日に路上に置かれた。何人か小学生が覗いていたけれど、そのうち帰って…』
悲しくなるからやめてー!!
―えーっと、とにかく心細い感じが伝わったでしょうか。
さち達は寝床が変わるだけですけど、shinはもう何もかも違いますからね。
キャンプ移動日の朝は、テントの徹営から始まります。
そのあと私達日本チームはバスに乗ってホストファミリーとの待ち合わせ場所に行くんですよ。
そしてキャンプに参加していたホストのスカウト達も、一緒にバスで移動します。
(説明してなかったかもしれないですが、ホストファミリーはキャンプに参加しているスカウトの中から募ったんですね。)
もちろんshinの隣にも座ってます。
この子は、キャンプ2日目にテントまでshinを尋ねに来てくれました。
朝食の後に同じグループの子が、
「shinいる?shinの事探してる子がいるんだけど。」
とセバに話かけてきました。
2日目で、しかも違うグループの子で、shinの事知ってるなんて心当たりは一つしかありません。セバはshinに急いで報告に行きます。
セバ「shin!噂のダックが来たよ~!!」
なぜ噂なのか。ちょっと出発前に話を戻しましょう。
出発前、shin達は一度だけ各々のホストファミリーと手紙のやり取りをしたんですね。
その結果分かったのが、彼らの名前。
彼らの苗字がダックさんだったんですね。
まあ本当はもうちょっと長い名前だったんですが、こんな面白い単語入ってたら後になんて続いてようがそんなの目に入りません。
shinの頭には、DUCKの4文字を見た瞬間、グヮグヮという奇声だけでミッキーと意思疎通の出来る、あの世界一有名なアヒルが浮かんできました。
というか、それしか浮かんできませんでした。
(私の脳内って…)
早速shinは、仲間達に
shin「ダックは4人家族らしいよ。」(ドナ●ド声で)
「ダックの母は教師やってたらしいよ」(ドナ●ド声で)
とプチ情報をグヮグヮとお届けし、仲間内にshinのホストファミリーの構成を
ダック父
ダック母
ダック娘
ダック息子
としてすっかり定着させてしまっていたのでした。
(回想終了)
shin「げっ」
日本で面白おかしく話してる分にはいいですけど、実際の対面はもうちょっと後だと思っていたshin。というか後の方が良かったshin。
2日目の、なにも朝から来なくても…。
ダック娘「あなたがshin?よろしく!」
キャンプに参加していたのはダックの娘の方で、彼女は明るい髪色のかわいいお嬢さんでした。が、そんな事よりshinが衝撃を受けたのは…
shin「…2コ下だよね?」
娘 「そうよ、14でしょう?」
実際にはshinはまだ13(誕生日がまだだった。)でしたが、そんな事より…
shinよりでかい。
そしてその差は、恐らく足のリーチだ…!!
shinが具体的なショックを受けている間に、娘はshinのその日のスケジュールをチェックし、
「私と一緒だわ!じゃあ一緒に行きましょう!」
とshin一人を連れ去ってしまったのです。
うっかり連れ去られてしまったものの、ダックの娘は早口で難しい英語で話すため、shinはあんまり理解ができません。
今時のお子さんだったんでそういう気遣い出来なさそうでしたし、なによりあっちの子供はアレくらいになると2ヶ国語話せるのは当たり前なので、そんな気遣いする事も思いつかなかったみたいでした。
(余談ですが、帰ってから母にこの事を話した時、
shin「すごいよねー。」
母 「ヨーロッパなんて言葉似てるんだから当たり前よ。」
と一言で切り伏せられました。
母よ、なぜ対抗意識を持つ。)
娘はどうやらその1日で気が済んでくれたらしく、その後はshin一人で拉致される事はなくなりました。
そしてshinと娘は、“見かければ手を振ったり挨拶するが、それ以上どうこう無い”という位置に落ち着き、現在(バスの中)に至るという訳です。
そんなshinの心境は最悪。三角形に例えるなら底辺です。
shinは小心者で人見知りですので、こんな状況は素で嫌いなんです。
もう憂鬱で憂鬱で仕方ないshinを乗せたバスは、すぐに目的地に着きやがります。
そこにはもうご家族の方がいらっしゃるようでした。
バスを降りると、さち達のステイ先のスカウトがその家族(大人数だったので何人かの家族かと思っていたのですが、その子一人の家族らしくてびっくりしました)に駆け寄って行きます。
さちがshinの方を向いて一言。
さち「じゃ、shin!またね!!」
軽いわー――――――!!!!
ちょっと待てよ!こっちはまだ心の準備とか、まだなの!!
つーか待てって!待って下さい!
あー…うん、バイバーイ…。
振り向いたshinと目が合うリーダー。
リーダー「じゃあね、shinさん。」
あなたまで!?あんたは形的に最後に出て行こうよ!!
なんでshinが見送り役的な感じになっちゃてんの!?
若干置いてかれてる感が漂いまくってるんだけど!!
あー…はい、さよーならー…。
くすん。
娘「私の家族もあっちにいるわよ!!」
あ…はい。
そして彼女の指す方向に一緒に行くと…
そこには黒いサングラスをつけた外人が2人。
怖っー!!!
shinに無駄に威圧を与えたいとか言う以外にグラサンな理由が見当たりません。
男性の方が口を開きます。
「Hi.」(低音で)
―連れて行かれる!!shinの直感がそう告げます。
きっと何も知らずにのこのこやってきたshinを捕まえるためにキャンプの中にはスパイが混じっていたに違いありません。
このままトランクに詰められてその後一度も空を見る事無くイギリスの地を後にするのです。
または連れて行かれた先でshinはなんかの現場を見てしまってコンクリとか海とかに沈められるのかもしれません。
(なんかの現場って、何だ。)
お母さん、ごめんなさい。親孝行出来なかったです。
仲間に助けを求めようにも、もう皆shinより先に出発しています。
ごめんさち。またねって言われたけど、また会えそうにないよ…。
びくびくと車に乗り、(トランクじゃありませんでした。)車は発進します。
shinを乗せていたバスがどんどん小さくなります。
それを見ているshinのバックグラウンドミュージック(BGM)には、ドナドナが流れ始めました。
あぁ…売られていくんだ…。子牛…私と一緒だな…。
視線を前に戻すと、運転席と助手席にいるはずの怖いグラサン2人がいませんでした。
代わりに眼鏡をかけた優しそうな英国人の夫婦が座っていました。
(shinの心の中)
えー!普段眼鏡!?
shinを出迎える時グラサンに変えたの!?
初対面の挨拶グラサンって、おかしいだろ!?
つーか、グラサン度入りー!?(そこは驚かんでいい)
…一筋縄ではいかない。
ステイもしてない先から、めちゃくちゃ疲れたshinなのでした。
…えーっと、今回予告しておきながら記事のアップが遅くなりまして失礼しました。
70%位出来てた所で記事が消えてショック受けてたので…。
こんな感じですけど、どうか長い目で見て下さい。
(反省しろ)
一応オリジナルのページにする計画も進んでいるので、次の記事位には変えられるかもしれません。
(っていうかそもそもこの記事書くきっかけになった羽ペン全然出てこないんだけど。次も出てこないし。出てこないけど次回に続く。)
とうとう!shinの家にやってきました!
i pod nano!(イエーィ)
shinは今まで携帯で音楽聴いてたのですが、容量1Gで曲はほとんど入らないし、パソコン替わってから新しく曲を入れるのが不可能になって、とにかく不便だったんです。
これで50回転ズもBrian Littrellも、新しく追加が可能ですよ!
HAWAIIAN6の曲を断腸の思いで取捨選択しなくてもいい訳ですよ!!
ひゃっほう!!!
昨日ウキウキして曲入れ作業してたんですが、なぜだかうちのステファン(i pod nano)は“マキシマム ザ ホルモン”のカテゴリーを3つ作りやがりました。
『マキシマムザホルモン』も
『マキシマム ザ ホルモン』も
同じだって言ってんですが、「こいつらは別もんだぜ」と言って聞きません。
曲数が多いアーティストなどは、スペースとか小文字・大文字が何個か統一されてない可能性がさらにあるので、怖くてGREEN DAYが入れられません。
ステファンに理解させられる日は来るんだろうか…。
じゃあ、ついにキャンプ編は後編に突入ですね。長くなる気がして困ってます。
後編の前編とか、やだなぁ…。
まあ、頑張ります!
shin達は出発前、盆踊りの練習をしてました。
最終日には、イギリスにやってきた他国のスカウト達が、自国の文化を紹介するステージが設けられていたんですね。
なので日本から浴衣を持参し、着付けと茶道と盆踊りを披露する事になった訳です。
まずは“浴衣”をお披露目。
お互い手伝いながら何とか着付けて、テントから出てきます。
この1週間で仲良くなった同じグループの子達が、shin達がごそごそ準備しているのを察知し、
「どうも何か始まるらしい。」
と、テントの前で待ち構えてくれていました。
「ファンタースティーック!!」
踊ってもいない先から拍手喝采で、一人がカメラを構え始めた所からそこにいた全員に広まり、さらに人が集まってきて、なんだかその場は記者会見のような様相を呈してきました。
shinがふざけて、
「事務所通して下さーい!」(日本語)
とさちの前に手をかざしてたら、
「動くな!」
とカメラマンに怒られました。
すいません。
さらには、
「カメラを取ってくるから、そのままでいろ。」
(どうせしばらくこの格好なので、直立でいる必要は0だったんですが。)
と別の外人達に指示を受けたり、
「後ろ姿を撮りたいから、回ってくれ」
と言われてくるくる回ったり、shinは浴衣を着ただけなのにかなり疲労しました。
写真、苦手なんすよ。
あの状況でこの一言を言うのは不可能でしたけどね。
盆踊りを披露するのは午後だったので、shin達はその時間まで別の出し物を楽しむ事にします。
さち「あれ行ってみようよ!」
いいとも!
…あれ?
変だな…shinとさち達の距離は、何故かどんどん離れていきます。
原因はすぐに分かりました。
下駄(ゲタ)です。
キャンプ場は草で覆われてるので、足元を取られてめちゃくちゃ歩きにくいのです。
なんで他の奴らはすいすい歩けてるのか分かりません。
というか、なんで彼らはちょっとも待ってくれないのか分かりません。
おい、こら!お前ら、覚悟は出来てるんだろうな!?
今までの恩も忘れて、今日がキャンプ最終日だからって、さっぱりした態度取りやがって!おい!!
さち「早く~。先行くよ~?」
待って下さいって!
しばらくして、shinは解決法を見出します。
下駄の先端の側面って、まっすぐじゃないんですよ。
少し、斜めなんです。
体を前に傾けて、この斜めの面で立つ感じにします。
そして、小刻みに前へ。
バランス的に、shinの視線は少し地面寄り。
小刻みに進むshinが距離歩くためには、コマメに足を動かさなきゃならない訳です。
結果、shinはものすごく一生懸命歩いてる子みたいになりました。
ちょこちょこと進むshinに、さちが大喜びしやがります。
さち「shin、かわいー!(笑)」
うっさい!
いつもなら飛び蹴りで黙らせる所ですが、今は飛ぶ事はおろか、さちの射程距離圏内に入る事もままなりません。
反撃の心配の無いさちはケラケラと先に進みます。
shinはセバに反撃を託そうかとセバを見ましたが、セバはセバで、自分の手から取れない香りの事で文字通り手一杯になっていて、
(セバは前日に一人でアロマセラピーの催し物に参加していて、そこでエキセントリックな香りを付けてもらっていたんです。
効果は強力で、翌日になってもセバの手からはほのかに香ってて、セバは気にしてたんですね。)
全く役に立ってくれそうにありません。
それどころか、さちに促されてshinを見て、
「ぶぅゎは!!」
吹き出しました。
…ひどくない?
覚えてろよ、こんにゃろ!!
結局、shinは盆踊りが終わって浴衣を脱ぐまでに、かなり「小刻み歩き」が上手くなりましたよ。
長いお祭りの最後は、花火でした。
花火を見て切なくなるのは、日本人の特徴ですね。
同じグループの小さい子がトロンとしてきたらしくshinに寄りかかってきて、その頭を支えてあげながら一緒に見上げていると、無性に
「終わりなんだなー。」
という思いが込み上がってきます。
実際にはこの後も旅は続きますが、キャンプとはまた違いますからね。
ほとんど楽しかった思い出ですけど、キャンプとか共同生活とか、大勢で何日か過ごす時間って言うのは少し生々しいです。
ほんの少しの「いやだな」っていう気持ちが増幅しますからね。
こんな平和な集まりでも、黄色人種に向ける目とか、慣れてくるとちくちく感じたりもします。
あんまり気にしませんでしたが、キャンプ中セバの持ち物が無くなった事がありました。(大した物じゃなかったと思いますが)
犯人の子のお姉さんが気づいて叱ったらしく、お姉さんと謝りに来てすぐに解決しました。
こういう事は、本当に些細な感情がきっかけだと思うんですよ。
戦争を体験した人じゃあるまいし、黄色人種を憎むほどの根拠は、その子には無かったと思いますからね。
その「いやだな」という小さな感情を、消すきっかけや表に出させないための柵が、その子の中に無かっただけです。
だからこそ、お互い同じ時を過ごして、同じ事で笑う事―たとえ少しの事でも―は大切です。
同じ音楽に盛り上がったり、花火を見て一緒に歓声を上げたり。
花火の時にshin達と目が合ったその子は、ちょっと戸惑いながら
「これ(花火)は日本語でなんて言うの?」
と聞いてきました。私達も笑いながら、
「HANABIだよ。英語ではなんて言うの?」
と答え、その子も
「Fire Work」
と答えてくれました。
花火は、きれいでした。
9時近くになってもまだうっすらと明るいイギリスの地で、テントに戻りながら、気持ちの切り替えはなかなかできません。
ようやく暗闇が少しずつ周りの景色を切り取リ始めて、少し前を歩くセバが見えにくくなってきて、shinはなんだか不安になって慌ててセバの名前を呼んで小走りに追いつきました。
今でも覚えてますね。何故か。
テントに戻る道とその時のセバの後ろ姿の光景は。
あえて言うなら、イギリスに飛行機から降り立った時に感じた疎外感が一番近いかもしれないです。
もちろん、明日から1人でホームステイしなきゃならない心細い気持も手伝っていたとは思いますけどね。
あ!ステイ先の子、この回に登場するとか言って登場してない!
…まあ、いいか。本当は仲良くなった子の事とか他の活動とか、少しは触れようと思ったんですけど、本文ちょっと長くなっちゃいましたしね。
どっかで切らないと。
構成の問題で触れなかったですが、本当は2日目にステイ先の子とは会ってるんですよ。
まあ、次回は嫌でもじっくり触れますから。
(そろそろ飽きられるんじゃないか?次編に続く)
昨日めちゃくちゃ怖い夢を見て、朝5時に目が覚めました。
とてもまた寝る気になれず、そのまま起きていたら地震が来たので、
「あーこのせいだったのか」と納得したshinでした。
阪神淡路大震災の時も怖い夢を見て、起きたらニュースがやっていて、ぼんやりそれを見ていたら母に早起きを驚かれました。
…どうにかなんないかな、この地震体質。
反応する割には早々頻繁に起こることではないので揺れるまでは自覚がないし、何より夢がめちゃ怖い。何で2重に怖い思いをせねばならんのだ。
前世、地震で死んだのではないかと疑っています。
今日の前振り暗いなあ。
気を取り直して、本編です。
今回は、せっかく見に来ていただいた皆様の、知識の幅を少しでも広げる事が出来ますようにとの願いをこめて、アカデミックにお届けしたいと思う所存であります。
(上の文を読んで読む気を失くしたお笑い系の皆様も、ご安心を。()内は、いつもの調子でお届けいたします。)
(初日っからカロリー計算を度外視したデザートに圧倒されていたshin達。
しかし、食事に関して、まだまだ覚悟と認識が足りなかったのだと翌日思い知らされました。)
日本に住んでいる私達には、少々実感の無い事と思いますが、世界は今水不足という危機に瀕しています。
水の惑星地球といわれるこの星に存在する水100%の中で、実際に飲み水として使える水は僅か3%にも満たないのです。
オーストラリア・ヨーロッパなどでも水不足は深刻な問題で、シャワーを使う量や庭に撒く散水の水も規制されるなど、生活用水も限られている国もあるほどです。
必要以上に水を使いすぎる事以上の罪悪はありません。
(でもだからって、ねえ?使わなきゃいけない水ってのも、生活してればある訳で。
例えば食器を洗う水とか…)
食事の後の食器などの洗浄も、最低限の水量で行わなければなりません。
特に、野外での食事などではなおさらです。
(shin達のグループは、キャンプ場の広大な敷地の、奥の方だったので水場にも遠く、確かにいつも以上に水は不自由でした。)
そのような場合、まず、水を入れた桶(オケ)に洗剤を入れ、食器を中に投入します。
(ちょっと、あんまり重ねても良くないんじゃ?まあ、いっか…。)
お皿を水だけが入った桶に移し、すすぎます。
(水、替えないと意味無くないですか?ねえ…)
ペーパーナプキンで拭きます。
(おいおい、まさか…!?)
終了です。このような…
(待てぇーい!何普通の感じで続けようとしてんだよ!?おっかしいだろ!洗えてないんだよ!!)
汚れは、落ちましたが?
(何か問題でも?じゃなーい!洗剤落とせてないだろっての!)
水、無駄に出来ませんから。
(それとこれとは違う!!…はあ。アカデミックにお届けしようと思っていたのに、いつの間にかコントになってました。)
もう、ここからは普通にお届けします。
でも、この食器の洗浄法には普通にびっくりしました。
絶対、洗剤落ちてません。
しかも、誰も気にしてないんです。
日本チームだけが、ざわざわと小声で突っ込んでました。
しかし、郷に入ったら郷に従え。数日すれば、気にならなく(しなく?)なってました。
適応能力って、怖い。
でも、キャンプの食事でよくデザートとして出たリンゴやナシを、T-シャツの袖で拭いて食べるのは好きでした。かっけぇ。
キャンプ期間何してたかというと、主にゲームが多かったような気がします。
というか、ゲームでした。
実は今、実家に帰っていて、イギリス旅行記を読み返せてるんですね。
活動が意外に多岐に渡っていて、かなり充実してて、思い出して楽しかったです。
が、これ全部書くと、キャンプ編は前・中・後編で収まんないと思うんですよ。
一応次で終わるはずなのに、これは困ります。
なので、今回はその一つだけ紹介して、終わりたいと思います。
反応次第で、変わるかもしれませんが(笑)
プレイボックス・シアターです。
要は演劇ですね。
まずは自己紹介。
ですが、演劇がテーマだけあって自己紹介も一筋縄ではいきません。
くるくる回ったり、お姫様みたいにお辞儀しながら挨拶したり、とにかく何らかのアクションを交えた自己紹介をしなきゃなんないんです。
その場には、セバとRちゃんもいました。
二人ともいきなりハードルの高い要求をされてかなりビビッてます。その活動担当のリーダーは面白おかしく説明とかしてくれて、緊張をほぐしてましたが、もともと日本人には苦手な分野ですよね。
順番がどっち回りか分かると、2人は素早くshinの前に回ります。
お前ら、こういう事には本当に敏感だな。
そうでなくても真ん中辺りの順番ですから、早めにしないと無難な動きは先越されちゃうんですよ。
だから、この場合、早めにやっとく方が有利です。
2人とも、中途半端に両手広げてみたり、ちっちゃくスカートの裾をあげるふりをしたりしてやり過ごしてました。
shinの番になると、大抵のアイディアが出尽くされてました。
短い時間内に急いで思考を巡らします。
覚えてないけど、パントマイムとかしたのかな。
とにかく大変でした。
が、今旅行記を読み返してみると、セバの回想の所に
「shinが堂々と挨拶してて感心した」
と書いてありました。
こっちは君達のおかげでテンパってたんですけど。
全く、こっちの苦労を知らないで。
しかし、そんなセバにピンチが。
なんと、この活動の中で更にグループ分けがあり、セバは一人違うグループに入れられてしまったのです。
説明の前にグループを決められちゃったので、セバは次の行動をshinに聞く前に引き離されちゃいました。
shinもセバが気になりましたが、shinはshinで違う外人の中で説明やら話し合いやらしなきゃいけないのでフォローできません。
セバは後に、旅行の中で一番の危機だったと語りました。
そしてそのピンチは、切羽詰ったセバの英語の才能を開花させます。
セバ「めっちゃ緊張した!すごい必死で聞いたよ~。」
shin 「…私はいつもそんな状況に置かれてるよ。」
セバ「人間追い詰められると分かるもんだねぇ。」
shin 「ちょっとは私の気持ちが分かったか。でもこれで次からセバ、
一人でも大丈夫だね。」
セバ「え?やだよ。」
shin 「!!」
セバはせっかく開きかけた才能を、「もうあんな大変な思いはしたくない」という理由で即効で閉じやがりました。
shinのポジション、相変わらずです。
繰り返すようですが、セバはshinの一個上だったんですよ。
ひどいやつです。
どうせセバはこのブログ見てやがるので、あえて2度言います。
ひどいやつです。
さて、一応次回を最後にキャンプ編は終わる訳なんですが、終わりに近づくにつれてshinのテンションは下がっていきます。
そろそろ例のホームステイなんですよ。
はあ。
(別に今のお前は落ち込まなくていいだろ。次回は、shinのホームステイ先の子も登場(予定)。次回に続く。)
前回の募集も、引き続きお待ちしてますねー。
最近、よくお前はうちに来る。
っていうかぶっちゃけ、泊まってくな?
もしかしたら、帰ってないんじゃないのか…?
全く、懲りない奴だな、お前も。
昨日もお前は俺のせいで、何度も死ぬとこだったんだぜ?
俺の拳が、何度風を切ってお前に肉薄した事か。
そのたびにお前は、寿命を縮めるほどに驚いたはずだ。
それなのに、今日も懲りずにまた挑戦してくるって訳か。
そっちがその気なら、仕方ない。遊びは終わりだ。
怖気づいたんなら今の内だ。今なら見逃してやる。
ただしそれでも残るって言うんなら、お前の命は確実に今日までだぜ…!
―はい、これを読んだ蚊の人は、早めにウチから出てって下さい。
暦の上では確実に秋に近付いていると言うのに、今さら蚊に刺されまくってるshinでした。
遊びすぎたかな…?ま、いいか。本編です。
本編なんですが、ここでお知らせ(?)が。
詳しい事は実家行かないと分かんないんですが、キャンプ期間は大体1週間くらいあったんですよ。
で、この話はshinが中2の頃の話でして…。
詳しい資料とかも、手元にないですし…。
何が言いたいかって言うと、しっかり覚えてないんですよ。
色々ありましたけど、それを今までのように時の経過で1週間分お届けするのが難しくてですね、キャンプ編だけ書き方を改めたいと思います。
時間は流れの通り追って行きますが、日付とかの区切りはしません。
心に残ってる出来事だけ抜粋していきたいと思います。
最終日だけは、今まで通り書く…予定です。
じゃあ、参りましょうか。今度こそ本編です。
目的地に到着したshin達。
レミントン・スパでは、キャンプの主催者の方が2人ほど待っていて、キャンプ場へ案内してくれました。
キャンプ場に到着です。
キャンプ場、広かったです。
小さい子から、shin達と同い年くらいのティーンエイジャーまでがわらわらいました。
shinはキャンプに参加しといてこんな事を言うのもアレですが、共同生活苦手です。
寮生活とか出来ないタイプです。
スカウト活動を続けてたのは、仲間がいい奴らだったからです。
なので、キャンプのテントは国ごとに分けられると聞いて、ぶっちゃけかなり安心しました。人見知りなんです、shinは。
しかもティーン達の英語は早口で、聞き取りが難しいというよりは、不可能。
「どうもー。」と「日本から来たんすよー。」以外は一切返せずにshin達のテント設営場所まで到着しました。
テントは日本人だけでしたが、グループ分けではそういう訳にもいきません。
何せ参加者数が多いので、2,30人くらいのグループが4個とか5個とか作られてて、
(すいません。記憶が曖昧です…。)
shin達日本人チームは全員がその中の一つのグループに配属されたって訳です。
“オープニングセレモニー”という、開会式みたいなのをして、その後ゲームとかして、初日は終わったような気がしました。
ただ、日本の開会式とは違って、式次第とかは一切無し。
全て歌やダンス等の出し物で、もうお祭りは始まってるよー、って感じでした。
その後ゲーム。
日本チームも、指示を受けていくつかあるゲームの中の一つに混ぜてもらいます。
リーダー(外人)「じゃ、ここら辺のどこでもいいから参加して!」
shin 「あ、はい。」
なぜか、全員がshinについてきました。
嫌な予感です。
shin 「…何?」
みんな 「通訳よろしく!!」
こらあぁー――っっ!
お前達、頼る気満々かぁ!!
何だそのさわやかな丸投げは!?
来たいって騒いだんだからしっかり勉強しろ!
「shin、英会話してたじゃん。」
アレは違…ッッ!う、うっさい!!
そんな全部分かる訳ないだろ!!
「しょーがないじゃん。この中で一番英語分かるの、shinなんだからさぁ。」
何、このshinが聞き分けない子みたいな流れ。
「ほら、説明始まったよ。」
お前ら、覚えとけ。
説明聞かなきゃルール分かんないし、さち達は本当に説明聞いてないしで、仕方なくshinは集中してリスニングに取り組みます。
結局自分が困る事になりますからね。
しかしこれがループの始まりで、この後もshinは図らずもこの旅行のポジションを“通訳”として過ごす事になるのでした。
まあ、たまに間違えたりもしましたけどね。
ゲームだし。
その後はテント設営して、夕ご飯。
デザートとして出たのはバナナ味のカスタードクリーム。
さらっと読み流さないで下さいね。
シュークリームとか、クリームブリュレとかじゃないですよ。
カスタードクリーム。
のみですよ。
こいつは普通単品では人前に出てきません。
このままでは本来は、まだ製造過程の段階です。
shinは生クリームとかカスタードとか、割と好きな方だと思いますが、さすがに単品では食べたくありません。
それが、ボウル一杯、一人一つ配られます。
―…ッッ、手強い!!
他にもこのキャンプでは、甘味好きなshinがまったく手をつける気を起こせないようなデザート達が、多数登場しては日本チームを苦しめました。
ほとんどのケーキが、食べるとジャリって言うんですよ。
砂糖溶けきってないんです。
入れ過ぎ。
そして何より困るのが、一緒に食事しているイギリスのスカウトやリーダーが達が、しきりにそれらを食べるように勧めてくるんですよ。
私たち以外にはどうやら美味しいもののようで、善意で勧めてくれるので非常に断りにくいです。
初日は断れなくて、全部食べて、気持ち悪くなりました。
『shin達の前に敵が現れた!
カスタードの攻撃!
セバが倒れた!!
ライスプディングの攻撃!
(この国の伝統的なデザート。米をミルクと砂糖で煮たドロッとしたもので、これもめちゃ甘い。shin達は全員が拒否反応。)
さちが倒れた!ダメージが大きい!!
お皿がshinに回ってきた!
shinのポイントも残りわずかだ!!
アイテムを投入して下さい。』
しかし、そこで投入されたアイテム…もとい食後(というか就寝前)の一杯が、これまた激甘なココア。
クリーム入れ過ぎ。
お前達、いい加減にしてくれ!!
なんですか、君達は、甘いもので出来てるんですか!?
この、砂糖菓子ちゃんめ!!
いや、口説き文句とかじゃなく本気で!!!
さち達のライスプディングまで押しつけられたshinは、このお休み前の一杯を断りました。
(その席にはいましたよ。紅茶を自分でいれて、話の輪に入りました。)
隣のセバに一言。
shin「今なら、抹茶を樽で飲めるよ…。」
そんでその後。
『shinのレベルが上がった!防御力が10上がった!』
このキャンプ期間中にshinは、ライスプディングに耐性がつきました(笑)
この記事を書きあげて思った事。
今、このイギリス旅行編、初めて旅行記っぽい…!
(だめじゃん。)
そんなこと言ったら、本当の旅行記に失礼ですね。
訂正します。色物イギリス珍道中です。
どう書こうか、かなり迷う回に入っちゃいました。
飛行機の回とか、前回までは、書く事一つだったから楽だったのになあ。
(書くこと自体は大変ですけどね。構成が。)
というか、前回のは、キャンプ編がまだ固まらなさ過ぎて、つなぎに書いた回なんですよ。
最近毎回締めで愚痴ってますし、書くのも遅くなってますが、気長に構えて、また読んで下さると嬉しいです。
いつも読んで下さる方、さらにコメント下さる方に、感謝です。
あ、今回は、これで終わりじゃないんだった。
ちょっと募集です。゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
気づいた方いらっしゃいますでしょうか?カウンター付けたんですよ。
で、こいつが面白くて、増えたり増えなかったり、2個増えたり、なんか気まぐれなんですよね。
よくキリ番とか言うけど、ここでキリ番踏むの、他より難しいんじゃないか?
と思ったんで、キリ番踏んだら何かしようかな、と思うんですけど、どうですか?
ついでに、これしたら?ってのがあれば、それもお願いします。
まだそこまでするほどの数は刻んでませんが、アイディアがあれば、温めたいと思いますので。
今から無期限で募集しますんで、何かあればコメントなり、プロフィールにあるメールなりでお知らせ下さい。
キリ番とか言える様になるまではかなりかかると思うんで、受付時間長いですよ(笑)
゜。°。°。°。°。°゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。。
さあ、次はどうしよう。
(次こそ、旅行記になるようにしろよ。キャンプ編・中編に続く。)