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過去も現在もごたまぜに、日常の面白エピソードを書いてる読み物・絵日記ブログです。
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ビートルズの“She Loves You”の譜読みをしていた妹が一言。

「この曲2分18分もあるじゃん!」

…何分?

他にも歌詞を覚えながら、2番と3番に対して
「(1番と)歌詞を変えるな。」
と怒っていた妹を持つshinです。

ステイ編になっても相変わらずちっとも日付変わらないですね。
このイギリス旅行の記事、とうとう2桁の大台に突入。
こんなにいっぱい書くとは思わなかった…。意外。
どこで終わろうか考え中です。


さて本編。
やっと次の日です。
(『』内は中2の時のshinの日記です。)

午前6時に目が覚めました。
が、あまりに家の中が静かで起きると他の人たちを起こしてしまいそうだったのでしばらくベットでゴロゴロして時間を潰す事に。

定期的に、「ギャーッッ」と鳴く変な鳥の鳴き声にビクッとさせられました。

『奴はとにかく嫌な奴で、不意打ちの如く時間を置いて突然鳴く。』

中2のshinは軽く敵対心すら持ったようです。

鳥のせいで2度寝という訳にもいかず、荷物とかゴソゴソやって結局7時に行動し始め、結果娘を起こしちゃいました。

朝シリアルを食べていると、ダック父と息子が出かけるようです。

「クリケットの試合に行く」と言う事でしたが、何故かダック父の服装は、

『どう見てもジャングルブックという格好で、試合中密林にでも行くのかと思った。』

と中2のshinにおかしな想像をさせていました。

しばらくしてshinとダック母と娘も出かけました。
shin達は徒歩です。

行先はワーリック城。お城です。
家族連れが多く、ちょっとしたレジャースポットな様でした。

ワーリック城始め「お城」と聞いてディズニーのシンデレラ城みたいな城を想像していたshin。

実際見てみたら意外とすっきりした外観だったので少々拍子抜けでしたが、中の方はさすがに荘厳華麗という言葉がふさわしい、歴史ある造りでした。

どうよ、中2のshin。感想は?

『とにかくムダに豪華でムダにお洒落。』

無駄じゃない豪華なんてありません。身も蓋もない事言わないで。

『その代り浴室やトイレはかなりシンプルだった。
今見てもかなり豪華なのだから、当時はそれこそムダにまばゆかったと思う。
思うに、キラキラしてない風呂場とかで皆一息ついたんだろう。』

余計な詮索までせんでよろしい。

写真も撮りましたが、「NO FLASH」の文字があったのでフラッシュは無しで。しかし、

『写そうとしたら、頭上で男の人の声がした。
(撮ってからでいいや)と思って、撮ってから振り返ると、
そこにアメリカンが立っていて、
「フラッシュ焚かなかったな、よし。」
と英語で言った。ビビった。』

撮ってからって、お前小心者のくせに度胸あるなー。

しかもアメリカンて、何基準で判断したんだよ。

ガタイ良くてホットドックでも持ってたのでしょうか。
(ガタイ良かったのは覚えてますけど。)

その後外に出たら、何か声がしました。

内容は聞こえませんでした。

なので意外と図太い中2のshinはほっといたのですが、ダックが肩を叩くので立ち止まると、途端にshinのフルネームを大声で呼ぶデカイ声がしました。

振り返ると、広場にセバ達がいます。

何かまるっとした大きな女性のもとに集っています。

その女性はレジャーシートのかなりの割合を占め、
「風が吹いても飛ばされないわよ~」
って感じでホッホッホと笑っていました。

母ダックが「あいさつに行く?」と言ってくれたのでセバ達の所へ。

何か久々に日本語で会話した気分になりました。

『そう言えばセバがこの日記を読んで涙が出るほど笑っていた。
失礼だろ、セバ。どうせこれ読んでまたお前笑うんだろうな』

未来でも予知してるかの様な一文です。

実際セバはこの記事読んで笑ってますからね。

さち「所でshin、それ何?」

さちがshinを指して聞いてきました。

shin「…羽です。」
さち「だから何で?」

そう、今まで城にいた時もショップを見ていた時も、shinはずーっとちょっとした注目を集め続けていたのです。


手に孔雀の羽根を持っていたので。


これはワーリック城のローズガーデンを見ていた時に、ダック娘が発見したものです。

娘「見て!孔雀の羽根だわ!」

shinもこんな所に羽が落ちてて驚いたので、
「ほんとだ!きれいだね。」
と良い反応を返しました。

そしたら娘は

「あげるわ!」

と何故かshinにパス。

S「ありがと…」

で、どうすればいいの?

一応貰いものなので、すぐにまた捨てるのは失礼ですよね。

かといって鞄に入るものでは無いし、しょうがないのでしばらく持ってる事に。

そして何か手に馴染んじゃった羽は、時々人々に疑問の視線を投げかけられながらもずーっとそのままだったのです。

更にはダック達が

「shinはその羽がとても気に入ったのね!」

「(羽根があって)ラッキーだったわね!」

とにこやかに話しかけてくるのです。

どんどん捨てづらくなってきました。

最終的には、娘から

「その羽は私の部屋に置いておいていいわよ!」

とのお許しが。

…ありがとうございます。

shinはこの羽根とレミントン・スパ駅まで行動を共にする決意をしました。

それにしても孔雀よ、なんで薔薇園なんかで落し物をするんだ。

羽ばたきすぎです。
(次回は夕食編。続く)

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「20世紀梨」という梨を発見。

読み方によっては希望もへったくれもないですが、なんか強そう。
味方にいたら頼もしいような気がしません?

今日は6日ですね。
開設したのは2カ月弱前ですが、丁度1ヶ月前まではここの存在を誰にも言わないでいたので実質今日がサイトの1ヶ月記念です。
shin的には。

なので「何となく今日は更新したい」って事で、連続更新です。

今日はサクッと本編へ。
今回も『』内で中2のshinの日記を抜粋してお届けしたいと思います。


ステイ先で気を遣うランキング上位、お風呂。

夕食後、「お先にお風呂どうぞ」と言われたshin。
後の方が気が楽なのですが、そこは一応お客様、って事で先に入る事に。

お風呂セットを持って廊下に出ると、もう夜なので廊下は真っ暗。
お風呂場も真っ暗です。

廊下までは別に明かりなしでも平気でしたが、さすがにお風呂場には一筋の光も射してません。
自分の手すら見えない暗さはまさにダンジョン。洞窟です。

shinは暗闇で夕方ダック娘が家の中を案内してくれた時、電気をどこで点けていたか必死で思い出そうとしました。

が、初めに一気にされる説明って、そのほとんどが忘れられる運命にあるものです。

その時すぐには必要ない知識だったりすると、尚更です。

shin(娘の部屋はスイッチだったし、恐らくここもスイッチに違いない)

考えた結果そう目星をつけたshinは、お風呂場の壁づたいにスイッチを探します。

その時の心境は?中2のshinさん。

『我ながら暗闇でパントマイムのように壁をぺたぺたしているのは、はたから見てさぞ面白かろうと思った。』

お前の口調は何だ。
でも気持ちは分かります。焦ってスイッチを探しているshinの中に、もう一人冷静なshinがいたようです。

ぺたぺたとカニ歩きをしているshinの顔に、糸が当たりました。

「これかも…!」

とりあえず軽く引っ張ってみるshin。
変化はありません。

………。

実はこれが他ならぬスイッチだったのですが、強く引っ張らないので明かりは点きません。

暗闇の中の細い糸は、必要以上にか細く見えて、強く引っ張れなかったんです。

すっかり弱っていたshinは、足音を聞きつけて慌ててそっちに向かいます。

この家、静かすぎるし誰も部屋から出てこないし、何かものを尋ねるにはとっても不便な環境でした。

車の通らない道路でヒッチハイクしてる気分です。

ここで逃したらもう通らない!たとえシャイなダック息子だとしても奴が消える前に捕まえてやる!!

物騒な決意をして廊下に出ると、足音の主はダック母でした。

母「どうしたの?一階に行くの?」
(※今shinと母がいる所も、お風呂も2階です)

shin「いえ…、あの」
母 「夜10時以降になったら、絶対に一階に行ってはだめよ。」

「電気はどう点けるんでしたっけ」と言いたかったshinの口が開いたまま停止します。

…やっぱり何かの現場を見てしまう事になるのでしょうか。

母が昼間の時のようにグラサンだったら、確実に遺書を書いて紙飛行機にして窓から飛ばしてました。

母「防犯ブザーが鳴っちゃうから」

びっくりさせないでくれ!

やっと用件を伝えられたshinに母は笑顔になって、廊下の電気をつけてくれました。

『切羽詰まった気分だった私は、心の中で「ちげーよっ」と激しく突っ込みながら、穏やかに「Bath Room.」と言った。』

ビビらされた直後だったので、中2のshinの口が悪いのは大目に見てやって下さい。
(何とか6日中に更新したかったので短いけど次回に続く。)
今日中の更新、超ギリギリだったー!

と、言う訳でさっそく実現しました!キリ番企画!!
祝700ヒット!

「え?777からじゃないの?」
って方や
「そもそもキリ番企画って何だよ」
って方は前回(
イギリス旅行⑨ )の記事&コメント欄をご参照下さい。

今回700ヒットを報告して下さったのは、“youyaku”の相互リンクさんでもあるシュウさんです。

シュウさん、100でも800でもキリ番なのは確かだと思いますよ!
正式な定義は分かんないですが、shinの中では、

①一つの数字以外全部0のもの
(10や1000はキリ番だけど、1100は違うと思う)
②どの位も同じ数字のもの
(ゾロ目。3333とか、11111とか)
③左右対称のもの
(ミラー番。12821とか9865689とか?)
④順番のもの
(1234とか54321とか)

かな、と。

だから700は確かにキリ番です。ただ百の位だと割とすぐ来ちゃうんで、単にshinが規制しちゃっただけです。

そしてシュウさんのリクエストなんですが、

「イギリス旅行①の登場人物」

…これは、shin・さち・セバの3人と解釈しちゃっていいですか?

イギリス旅行①」には名前だけならリーダーとかRちゃんとかいるし、shinのオカン(母)までいて登場人物だけ見ると実は大人数ですよね。

まさかオカン見たい訳でも無いでしょうし、多分上のトリオしか皆さんの記憶に残ってないでしょうから、この3人という事にします。

ですがこの3人、この話の中では絡んでないので絵日記に出来ない!(笑)

なので、4コマ風にしてインタビューに答えて頂きました。
つーか読みにくいので下にセリフを打っときますね。オチなくてすいません。

 

キリ番インタビュー
セバもshinもイギリス行って結局食べ物の事しか頭にないみたいっすね。

「栗しぐれ」がなんで出てくるのかというと、セバがホストファミリーにあげる用に持ってきたのですが、
「あまりにこっちの甘味が甘過ぎて辟易していたshin達の口直しにされちゃったから」
です。

セバに食べすぎだと怒られました。

さちが「?」なのは、今合宿中で返事がすぐに貰えそうにないから。

予想して正解した方がいたら、キリ番みたいに絵日記リクエスト可とかにしますか。
でもこいつの考えを予想できる方がいるとは思えません

KYなのでshinが記事にしてない事とか言いそうです。

しかし汚い!shinはスキャナ持ってないので、4コマだとなんか歪んじゃってだめですね。

キャラは割と忠実に描けたんじゃないかと。

さちは当時本当にこんな感じのT-シャツ着てたんですよ。
実写だとダサいのに絵だと普通ですね…。

そして色黒。中学の頃よくshinは、shinより背が小さいさちに対して

「おお、さち、いたのか!背が小さくて見えなかった!」

系のからかいをしてたんですが、そのバリエーション違いで

「お、いたのか!黒子の衣装かぶってるから気付かなかった!」

ってのをよく言ってたんですね。
実際はもうちょっと黒かったですけど、そこは優しさです。
(これだけぶっちゃければ、優しさも何もない)

シュウさん、こんな感じでよろしかったですか?

じゃあ、次の企画は777で!あったらですけど!



お題:キャンプで一番心に残ってるのは?

shin:夜9時頃の、月が出てるのに明るい景色・ココアと梨(形がイカス)
さち:?
セバ:栗しぐればっかたべてた。あと、ライスプディングがまずかった事。

※セバはshinにメール貰って仕事の間ずっと考えてくれてたそうです。
 適当なサイトなんだから、適当でいいのに、真面目。ありがとねー。

shinです。一目見てお分かりの通り、リニューアルです。

いやーCSS難しいですねー。shinは根っからの文系なもんで、普通に苦労しました。
あとパソコンで本格的に絵を描いたのも初めてで大変でした。

今までの女の子のはテンプレートで選んだやつだったんですが、shinは本当は同じデザイナーさんのもっとシックなのが良かったんです。
でもそのデザインだと完全にモノクロで、かなり絵的に寂しくなっちゃうんで、女の子の使ってたんですね。

でも何かshinぽくないかなーと思ってて、「どうせしっくりこないんなら自分で作るか!」と思い立ちまして…。

一応トップの画像と目次とかの前にある画像をshinが作りました。

トップ絵はshinのイメージ画…という感じでしょうか。
とにかく性別をどっちかに偏らせたくなかったので、どっちかよく分からん見た目にしました。

目次とかコメントとかに付いてる三角は、ピックです。
ギター弾くやつね。

記事の前についてるのはラジオです。

こういう感じの素材を、かなり探してたんですけど見つからなくて、
「描いた方が早いや。」
と気づいて作ってみました。

まだ全体的に白いので、色々徐々に直すと思いますが、とりあえず形になったかな、と思ったんで上げました。
下がっていく内に白くなって寂しいって方は枠を少し広げると星の背景が出てきます。

それもその内何とかします…。

じゃ、本編行きましょうか。

ところでこのステイの間、shinは何故か日記をつけてました。

日記といっても、メモ帳に走り書きしただけのものですが、これが今shinの手元にあり、今読み返しても意外と面白いので、今日はこのメモから色々抜粋しながらお送りしていきたいと思います。(『』内がそうですよ)


ダック家に到着しました。
町中にある一軒家で、長細めで小さめだけど可愛い家でした。

家の中を案内してもらうと、裏には小さな庭もあり、とても素敵なおうちでした。

さて、とにかくこの中に馴染まねば。

とりあえず、日本からのお土産を渡します。とにかく和っぽいものを色々あげたんですが、その中で娘は紙風船が気に入ったみたいでした。

shinが膨らませるんだよーと説明すると、何故か5個あった風船全てを家族みんなで膨らませ、とても満足そうにしていたダック達。

何が彼らの琴線に触れたのか定かではないですが、リビングには膨らんだ紙風船達が多数ぽんぽんと打ち上げられていました。

そんな光景を中2のshinはどう見ていたのでしょうか。
ちょっとメモ帳見てみましょう。

『かさばるだろ、と思った。』

手厳しいな、昔のshin!
もうちょっと何か無かったのか…?

お、ダック娘が折り紙にも興味を示し出しましたよ。
薄紫がお気に入りのようです。
そこで中2のshinは、紙風船が気に入られていた事を踏まえて、折り紙で作ってあげようと思ったようです。

『薄紫で紙風船を作ったらば膨らまなかった。娘ゴメン。』

出来ないんならするなよ!
余談ですけどshinは、折り紙をほとんど折った事がなく、鶴の折り方も知らない子でした。

膨らまない紙風船とか、ただのひし形ですからね。
中2のshinは、娘のお気に入りの折り紙をただのひし形にしちゃったみたいです。

こんなジャパニーズなものを見ていた娘が、

「shinは最終日に日本の民族衣装を着てたわよね?」

と話を振ってきました。

どうやら着てみたい様です。

丁度お祭りの話をしていたので、
「あれはお祭りの時に着るんだよ」
と話し、流れ的に着せてあげる事になりました。

『即席で着せたのでかなり雑になった。娘ゴメン。』

お前は謝ってばっかだな!

ただ着せにくかったのは覚えてます。娘も家族も喜んでたんで良かったですが…。
正しい形は彼らには分かんないですしね…。

その後娘の部屋に行くと、部屋には金属の棒がモチーフにいくつか付いてて風が吹くと鳴る、日本の風鈴みたいなのがありました。

なので風鈴の話をしたら、

「それはベルよ。」

と断言されました。ま、形的にね…。


shinが片付け等をしてる内に夕食になりました。

『サーモンと、ポテトと、人参と、豆』

が、メニューだったようです。
簡潔すぎていまいち把握しづらいですが、多分茹でたり焼いたりしてあったのでしょう。

ご飯中、ダック母が
「日本人は魚を食べるんでしょう?」
と聞いてきました。

なるほど、それでサーモンが出たのか。
ダック家は事前に日本についての本とか読んでくれていたみたいです。

こういう小さな事は意外と嬉しいものです。

で、デザート。

来ました、砂糖菓子!もといケーキ!!

『甘過ぎ』

さすがのshinも甘味に関してこれ以上言う事が無かった様です。

御飯の後、何か楽器ができるかと聞かれました。

ピアノを弾く、と答えたら、どうやらダック父と息子が弾くようです。

ダック息子に
「弾いてみてくれる?」
と頼んでみましたが、断られました。

彼はダック娘より年下です。
さっきからずっといたんですが、どうやら非常にシャイなようで、shinが息子に話しかけようとすると“自分にスポットが当たりそうな気配”を素早く察知しとても目立たなくしていました。

代わりにダック父が弾いてくれました。
この人は陽気な親しみやすい人で、shinはダックファミリーの中で一番好きなキャラ(?)
でした。

娘が早速自分のお気に入りのCDと楽譜を持ってきて、父にリクエストしています。

とても上手だったんですが、娘は何が気に入らないのかちょくちょく口を出していました。

しばらくブリトニーを弾かされていた父ですが(すごい流行ってた時期に行ったのです)、shinに十八番を聞かせてくれようとして、一悶着ありました。

娘はブリトニー以外の曲を弾くのを許しません。

父「頼むよ、1曲だけ!」

shinに聞かせたくて一生懸命な所もかわいい父。

結局娘が去った後、ビートルズの「HELP!」とか「I Want To Hold Your Hand」(邦題は“抱きしめたい”でしたっけ。)とかを弾いてくれました。

shinはビートルズで弾けるのは「Hey, Jude」だけだったので、父の去った後でちょろっとそれを弾いてみました。

気配がして振り返ると、まだ案外近くにいた父の姿が。

彼はすごくびっくりした顔をしてました。
と思ったら、キッチンに向かって、

「shinはビートルズファンだ!!!」

と叫びました。(ホントに叫びましたよ、彼は。)

すごく喜んでました。

ここでハッとするshin。

娘がノリノリだったり父がピアノ弾いたりしててダイニングを離れられず、夕飯の後片付けを手伝えませんでした。

居候失格です。

食器洗いだけでも(特にこの国の食器洗いは信用ならないので)手伝おうと思っていたのに…!
急いでダック母に謝りに行きます。

母「気にしないで平気よ。食器洗い機があるから。」

色んな意味で安心したshinでした。

ものすごい引くダック←shinとダック息子の初対面の様子。

shinが何かしたでしょうか?
ってくらいに引き気味の挨拶でした。


そうだ、キリ番企画なんですが、キリ番報告して頂いた方に、イラスト化してほしい回をリクエストして頂いて、それを載せてこんな風にその回を絵日記みたいにしようと思ってんですが、いかがですか?

今回リニューアルしたのは、shinの絵日記と前のテンプレートが合わないだろうなってのもあったんですよ。

第一回目を777ヒットにしようと思ってたらいつの間に700近くにカウントがたまっていたので、急いでお知らせしないと、と思って描いてみました。

まあ、踏み逃げの可能性もカウンターの奴が飛んで数える可能性もあるので、実現する可能性のが少ない企画ですが、もし踏んだりした方はお暇でしたらぜひご一報下さい。

描きたいときはshinが勝手に描きますけどね。
(その次は999ヒットだそうだ。次回に続く。)

買い物中お母さんに抱っこされた赤ちゃんが、手を振っていました。
ので振り返したら、彼女は急に動きを止めました。

こっちを不思議そうに見てきます。

セリフを付けるなら、
「この人、何してるんだろう??」

そんな感じ。

いやいや、あのね?君が手を振るから、振ってみたんだけど。

普通それ見たらおんなじ事するんですよ。
この動作そういう意味です。

びっくりされてびっくりしました。


さて、本編のshinは憂鬱で仕方ありません。

ほんっとーに憂鬱でした。どう表現すれば分かってもらえるでしょうか。

『草野球で飛んでったボールが自分の兄貴のもので、黙って使ってたから絶対取りに行かなきゃならない。
超怖いオヤジの家へ、しかも一人で行かなきゃいけない』感じ。

…何この昭和な設定。

『愛する人のために必死で戦って、やっと手ごわい敵をやっつけたのに、肝心のヒロインがなんやかんやで死んでしまって、これから一人で生きていかなければならない主人公の気持ち』

だから設定の時点で間違ってるって!
しかもなんやかんやって何!?ちょっと気になっちゃたじゃんか!!

『捨て犬としてダンボールに入れられて雨の日に路上に置かれた。何人か小学生が覗いていたけれど、そのうち帰って…』

悲しくなるからやめてー!!


―えーっと、とにかく心細い感じが伝わったでしょうか。
さち達は寝床が変わるだけですけど、shinはもう何もかも違いますからね。

キャンプ移動日の朝は、テントの徹営から始まります。

そのあと私達日本チームはバスに乗ってホストファミリーとの待ち合わせ場所に行くんですよ。
そしてキャンプに参加していたホストのスカウト達も、一緒にバスで移動します。
(説明してなかったかもしれないですが、ホストファミリーはキャンプに参加しているスカウトの中から募ったんですね。)

もちろんshinの隣にも座ってます。

この子は、キャンプ2日目にテントまでshinを尋ねに来てくれました。

朝食の後に同じグループの子が、
「shinいる?shinの事探してる子がいるんだけど。」
とセバに話かけてきました。

2日目で、しかも違うグループの子で、shinの事知ってるなんて心当たりは一つしかありません。セバはshinに急いで報告に行きます。

セバ「shin!噂のダックが来たよ~!!」

なぜ噂なのか。ちょっと出発前に話を戻しましょう。


出発前、shin達は一度だけ各々のホストファミリーと手紙のやり取りをしたんですね。

その結果分かったのが、彼らの名前。

彼らの苗字がダックさんだったんですね。

まあ本当はもうちょっと長い名前だったんですが、こんな面白い単語入ってたら後になんて続いてようがそんなの目に入りません。

shinの頭には、DUCKの4文字を見た瞬間、グヮグヮという奇声だけでミッキーと意思疎通の出来る、あの世界一有名なアヒルが浮かんできました。

というか、それしか浮かんできませんでした。
(私の脳内って…)

早速shinは、仲間達に

shin「ダックは4人家族らしいよ。」(ドナ●ド声で)
   「ダックの母は教師やってたらしいよ」(ドナ●ド声で)

とプチ情報をグヮグヮとお届けし、仲間内にshinのホストファミリーの構成を
 ダック父
 ダック母
 ダック娘
 ダック息子
としてすっかり定着させてしまっていたのでした。
(回想終了)


shin「げっ」

日本で面白おかしく話してる分にはいいですけど、実際の対面はもうちょっと後だと思っていたshin。というか後の方が良かったshin。

2日目の、なにも朝から来なくても…。

ダック娘「あなたがshin?よろしく!」

キャンプに参加していたのはダックの娘の方で、彼女は明るい髪色のかわいいお嬢さんでした。が、そんな事よりshinが衝撃を受けたのは…

shin「…2コ下だよね?」
娘 「そうよ、14でしょう?」

実際にはshinはまだ13(誕生日がまだだった。)でしたが、そんな事より…


shinよりでかい

そしてその差は、恐らく足のリーチだ…!!


shinが具体的なショックを受けている間に、娘はshinのその日のスケジュールをチェックし、

「私と一緒だわ!じゃあ一緒に行きましょう!」

とshin一人を連れ去ってしまったのです。

うっかり連れ去られてしまったものの、ダックの娘は早口で難しい英語で話すため、shinはあんまり理解ができません。

今時のお子さんだったんでそういう気遣い出来なさそうでしたし、なによりあっちの子供はアレくらいになると2ヶ国語話せるのは当たり前なので、そんな気遣いする事も思いつかなかったみたいでした。

(余談ですが、帰ってから母にこの事を話した時、
shin「すごいよねー。」
母 「ヨーロッパなんて言葉似てるんだから当たり前よ。」
と一言で切り伏せられました。
母よ、なぜ対抗意識を持つ。)

娘はどうやらその1日で気が済んでくれたらしく、その後はshin一人で拉致される事はなくなりました。

そしてshinと娘は、“見かければ手を振ったり挨拶するが、それ以上どうこう無い”という位置に落ち着き、現在(バスの中)に至るという訳です。

そんなshinの心境は最悪。三角形に例えるなら底辺です。
shinは小心者で人見知りですので、こんな状況は素で嫌いなんです。

もう憂鬱で憂鬱で仕方ないshinを乗せたバスは、すぐに目的地に着きやがります。

そこにはもうご家族の方がいらっしゃるようでした。

バスを降りると、さち達のステイ先のスカウトがその家族(大人数だったので何人かの家族かと思っていたのですが、その子一人の家族らしくてびっくりしました)に駆け寄って行きます。

さちがshinの方を向いて一言。


さち「じゃ、shin!またね!!」


軽いわー――――――!!!!

ちょっと待てよ!こっちはまだ心の準備とか、まだなの!!
つーか待てって!待って下さい!

あー…うん、バイバーイ…。

振り向いたshinと目が合うリーダー。

リーダー「じゃあね、shinさん。」

あなたまで!?あんたは形的に最後に出て行こうよ!!
なんでshinが見送り役的な感じになっちゃてんの!?
若干置いてかれてる感が漂いまくってるんだけど!!

あー…はい、さよーならー…。

くすん。

娘「私の家族もあっちにいるわよ!!」

あ…はい。

そして彼女の指す方向に一緒に行くと…

そこには黒いサングラスをつけた外人が2人。

怖っー!!!

shinに無駄に威圧を与えたいとか言う以外にグラサンな理由が見当たりません。

男性の方が口を開きます。

「Hi.」(低音で)

―連れて行かれる!!shinの直感がそう告げます。

きっと何も知らずにのこのこやってきたshinを捕まえるためにキャンプの中にはスパイが混じっていたに違いありません。

このままトランクに詰められてその後一度も空を見る事無くイギリスの地を後にするのです。

または連れて行かれた先でshinはなんかの現場を見てしまってコンクリとか海とかに沈められるのかもしれません。
(なんかの現場って、何だ。)

お母さん、ごめんなさい。親孝行出来なかったです。

仲間に助けを求めようにも、もう皆shinより先に出発しています。

ごめんさち。またねって言われたけど、また会えそうにないよ…。

びくびくと車に乗り、(トランクじゃありませんでした。)車は発進します。

shinを乗せていたバスがどんどん小さくなります。
それを見ているshinのバックグラウンドミュージック(BGM)には、ドナドナが流れ始めました。

あぁ…売られていくんだ…。子牛…私と一緒だな…。

視線を前に戻すと、運転席と助手席にいるはずの怖いグラサン2人がいませんでした。

代わりに眼鏡をかけた優しそうな英国人の夫婦が座っていました。

(shinの心の中)
えー!普段眼鏡!?
shinを出迎える時グラサンに変えたの!?
初対面の挨拶グラサンって、おかしいだろ!?
つーか、グラサン度入りー!?(そこは驚かんでいい)

…一筋縄ではいかない。
ステイもしてない先から、めちゃくちゃ疲れたshinなのでした。

…えーっと、今回予告しておきながら記事のアップが遅くなりまして失礼しました。

70%位出来てた所で記事が消えてショック受けてたので…。

こんな感じですけど、どうか長い目で見て下さい。
(反省しろ)

一応オリジナルのページにする計画も進んでいるので、次の記事位には変えられるかもしれません。
(っていうかそもそもこの記事書くきっかけになった羽ペン全然出てこないんだけど。次も出てこないし。出てこないけど次回に続く。)

とうとう!shinの家にやってきました!

i pod nano!(イエーィ)

shinは今まで携帯で音楽聴いてたのですが、容量1Gで曲はほとんど入らないし、パソコン替わってから新しく曲を入れるのが不可能になって、とにかく不便だったんです。

これで50回転ズもBrian Littrellも、新しく追加が可能ですよ!

HAWAIIAN6の曲を断腸の思いで取捨選択しなくてもいい訳ですよ!!

ひゃっほう!!!

昨日ウキウキして曲入れ作業してたんですが、なぜだかうちのステファン(i pod nano)は“マキシマム ザ ホルモン”のカテゴリーを3つ作りやがりました。

『マキシマムザホルモン』も
『マキシマム ザ ホルモン』も
同じだって言ってんですが、「こいつらは別もんだぜ」と言って聞きません。

曲数が多いアーティストなどは、スペースとか小文字・大文字が何個か統一されてない可能性がさらにあるので、怖くてGREEN DAYが入れられません。

ステファンに理解させられる日は来るんだろうか…。

じゃあ、ついにキャンプ編は後編に突入ですね。長くなる気がして困ってます。
後編の前編とか、やだなぁ…。
まあ、頑張ります!

shin達は出発前、盆踊りの練習をしてました。
最終日には、イギリスにやってきた他国のスカウト達が、自国の文化を紹介するステージが設けられていたんですね。

なので日本から浴衣を持参し、着付けと茶道と盆踊りを披露する事になった訳です。

まずは“浴衣”をお披露目。
お互い手伝いながら何とか着付けて、テントから出てきます。
この1週間で仲良くなった同じグループの子達が、shin達がごそごそ準備しているのを察知し、
「どうも何か始まるらしい。」
と、テントの前で待ち構えてくれていました。

ファンタースティーック!!」

踊ってもいない先から拍手喝采で、一人がカメラを構え始めた所からそこにいた全員に広まり、さらに人が集まってきて、なんだかその場は記者会見のような様相を呈してきました。

shinがふざけて、
「事務所通して下さーい!」(日本語)
とさちの前に手をかざしてたら、

「動くな!」

とカメラマンに怒られました。
すいません。

さらには、

「カメラを取ってくるから、そのままでいろ。」
(どうせしばらくこの格好なので、直立でいる必要は0だったんですが。)

と別の外人達に指示を受けたり、

「後ろ姿を撮りたいから、回ってくれ」

と言われてくるくる回ったり、shinは浴衣を着ただけなのにかなり疲労しました。
写真、苦手なんすよ。
あの状況でこの一言を言うのは不可能でしたけどね。

盆踊りを披露するのは午後だったので、shin達はその時間まで別の出し物を楽しむ事にします。

さち「あれ行ってみようよ!」
いいとも!

…あれ?
変だな…shinとさち達の距離は、何故かどんどん離れていきます。

原因はすぐに分かりました。

下駄(ゲタ)です。

キャンプ場は草で覆われてるので、足元を取られてめちゃくちゃ歩きにくいのです。

なんで他の奴らはすいすい歩けてるのか分かりません。

というか、なんで彼らはちょっとも待ってくれないのか分かりません。

おい、こら!お前ら、覚悟は出来てるんだろうな!?
今までの恩も忘れて、今日がキャンプ最終日だからって、さっぱりした態度取りやがって!おい!!

さち「早く~。先行くよ~?」
待って下さいって!

しばらくして、shinは解決法を見出します。

下駄の先端の側面って、まっすぐじゃないんですよ。
少し、斜めなんです。
体を前に傾けて、この斜めの面で立つ感じにします。
そして、小刻みに前へ。

バランス的に、shinの視線は少し地面寄り。
小刻みに進むshinが距離歩くためには、コマメに足を動かさなきゃならない訳です。

結果、shinはものすごく一生懸命歩いてる子みたいになりました。

ちょこちょこと進むshinに、さちが大喜びしやがります。

さち「shin、かわいー!(笑)」

うっさい!
いつもなら飛び蹴りで黙らせる所ですが、今は飛ぶ事はおろか、さちの射程距離圏内に入る事もままなりません。

反撃の心配の無いさちはケラケラと先に進みます。

shinはセバに反撃を託そうかとセバを見ましたが、セバはセバで、自分の手から取れない香りの事で文字通り手一杯になっていて、
(セバは前日に一人でアロマセラピーの催し物に参加していて、そこでエキセントリックな香りを付けてもらっていたんです。
効果は強力で、翌日になってもセバの手からはほのかに香ってて、セバは気にしてたんですね。)
全く役に立ってくれそうにありません。

それどころか、さちに促されてshinを見て、

ぶぅゎは!!」

吹き出しました。

…ひどくない?

覚えてろよ、こんにゃろ!!

結局、shinは盆踊りが終わって浴衣を脱ぐまでに、かなり「小刻み歩き」が上手くなりましたよ。

長いお祭りの最後は、花火でした。

花火を見て切なくなるのは、日本人の特徴ですね。

同じグループの小さい子がトロンとしてきたらしくshinに寄りかかってきて、その頭を支えてあげながら一緒に見上げていると、無性に
「終わりなんだなー。」
という思いが込み上がってきます。

実際にはこの後も旅は続きますが、キャンプとはまた違いますからね。

ほとんど楽しかった思い出ですけど、キャンプとか共同生活とか、大勢で何日か過ごす時間って言うのは少し生々しいです。

ほんの少しの「いやだな」っていう気持ちが増幅しますからね。
こんな平和な集まりでも、黄色人種に向ける目とか、慣れてくるとちくちく感じたりもします。
あんまり気にしませんでしたが、キャンプ中セバの持ち物が無くなった事がありました。(大した物じゃなかったと思いますが)
犯人の子のお姉さんが気づいて叱ったらしく、お姉さんと謝りに来てすぐに解決しました。

こういう事は、本当に些細な感情がきっかけだと思うんですよ。

戦争を体験した人じゃあるまいし、黄色人種を憎むほどの根拠は、その子には無かったと思いますからね。
その「いやだな」という小さな感情を、消すきっかけや表に出させないための柵が、その子の中に無かっただけです。
だからこそ、お互い同じ時を過ごして、同じ事で笑う事―たとえ少しの事でも―は大切です。

同じ音楽に盛り上がったり、花火を見て一緒に歓声を上げたり。

花火の時にshin達と目が合ったその子は、ちょっと戸惑いながら

「これ(花火)は日本語でなんて言うの?」

と聞いてきました。私達も笑いながら、

「HANABIだよ。英語ではなんて言うの?」

と答え、その子も

「Fire Work」

と答えてくれました。
花火は、きれいでした。

9時近くになってもまだうっすらと明るいイギリスの地で、テントに戻りながら、気持ちの切り替えはなかなかできません。

ようやく暗闇が少しずつ周りの景色を切り取リ始めて、少し前を歩くセバが見えにくくなってきて、shinはなんだか不安になって慌ててセバの名前を呼んで小走りに追いつきました。

今でも覚えてますね。何故か。
テントに戻る道とその時のセバの後ろ姿の光景は。
あえて言うなら、イギリスに飛行機から降り立った時に感じた疎外感が一番近いかもしれないです。

もちろん、明日から1人でホームステイしなきゃならない心細い気持も手伝っていたとは思いますけどね。

あ!ステイ先の子、この回に登場するとか言って登場してない!

…まあ、いいか。本当は仲良くなった子の事とか他の活動とか、少しは触れようと思ったんですけど、本文ちょっと長くなっちゃいましたしね。
どっかで切らないと。

構成の問題で触れなかったですが、本当は2日目にステイ先の子とは会ってるんですよ。
まあ、次回は嫌でもじっくり触れますから。
(そろそろ飽きられるんじゃないか?次編に続く)

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