「なんでここで降りるの!?渋谷行きたいんでしょ??」
「山手線に乗り換える。」
「じゃぁせめて新宿で降りなよ!」
「駅の端から端まで歩くじゃないか。」
「歩いたとしてもそっちの方が早いんだってば!」
「ここで待ってれば次の電車は渋谷に行くんでしょ??」
「…うん。だからさっき一本見送ろうって言ったんだけどね。」
「行きがりんかい線になるなら帰りはどうすんの?」
「…向こうから戻ってきますけど。」
「だってりんかい線なんでしょ?」
「ッッだーっ!!もう!!!」
…妙に知識があるうえ主導権を握ろうとする分、友達を案内するより両親を案内する方が100倍大変だと思ったshinでした。
両親と渋谷に行ってきました。
上の会話は駅のホームでのshinと両親との口論です。
化粧品のブラシとかのお店、白鳳堂に行きたかったみたいです。
白鳳堂に行った後、センター街にある、お寿司の安くておいしいお店に行ってきました。
TVで紹介されてた所だそうです。
…アワビって硬いんですね。
食べ物じゃないものを口に入れてしまったかと思いました。
あ、全部おいしかったですよ?
shinが食べた事無かっただけです。
今のところ2つある【前・後編】編成の日記の両方で触れられていたりと、shinの簡易羽ペンは意外に出演回数が多めです。
それならいっそ、このペンを買った時の事、中学の時に行ったイギリス珍道中の話でも書こうかな。
そう思って、shinは8月30・31日の日記にも登場した親友に連絡を取ります。
その旅行にはその親友も参加していました。
長い文章書くのにいちいち『親友』と打つのは面倒いので、HNを決めてもらおうと思ったんです。
―以下、そのやり取りです。
HN決めてくれない?
「へ?なんで?」
ブログで使うから。
「なるほどね。じゃあ“さち”で。」
それでいいの!?
このHN、読んでる人には分からないかと思いますが、めちゃめちゃ安易なネーミングなんです。
しかもこのやり取り、ものすごい最低限な言葉だけで成立しています。
こんなにスムーズに話が終わると思っていませんでした。
(文章中に“さち”ってあったら読みにくいかな?と思ったりもしたんですが、カタカナにすると親友のイメージとはちょっと違くなるんですよ。
なので、とりあえず“さち”で。
表記が“サチ”になってたら読みづらいので変えたんだと思って下さい。)
この子は小動物のような愛らしい外見を持ち、
竹を割ったようなさっぱりした感性と、
「空気なんてものは存在すら知りませんっ。」とでも言うかのようなKYさを内面に持つ、
一筋縄ではいかないお嬢さんです。
彼氏には意外に尽くしてしまったりするギャップと、100点中5.2点くらいのセンスもあわせもってます。
大物でしょ?
でも同時に皆から愛される性分であり、shinにとっては数少ない、本当の意味で気の置けない友人の一人でもあります。
今回は、高校の時のさちとのエピソードを一つ、最後にご紹介して終わろうと思います。
さち「はい、shin!これ、誕生日プレゼント!!」
今年もこいつは私の誕生日に、プレゼントと、心のこもった手紙を一緒に渡してくれます。(前回shinがプレゼントと一緒にメッセージを入れたのも、この習慣の名残です。)
―おう、ありがとう!
家に帰って早速包みを広げます。
そうして何気なく手紙を開いたshinは、その書き出しに目を疑います。
“親友へ”
と書きたかったんでしょう、その文頭には、
“ Dear Vest Friend ”
とありました。
………。
さちよ、Bだ。
そっちのベストじゃない。
どうやらshinは、親友に友達だとは思われていても人間とは思われてないようです。
布製品だと思われています。
あいつにはチョッキの友達がいます。って、自分か。