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過去も現在もごたまぜに、日常の面白エピソードを書いてる読み物・絵日記ブログです。
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家に普通のラーメンが無かったshinです。
昨日、何かラーメンが食べたくなって台所を漁りました。

で、発見したのは、『トムヤムラーメン エビ味』。
説明書きには、

“このラーメンは、タイで人気のあるラーメンです。”

とあります。

なんでそんなものが我が家に?
…普通のが良かったんだけど。

でもそれしかないし、しょうがないので決定です。

調理中。
(―何か、やな予感がしたんですよ。
鍋に入れる、加薬って言うんですか?
スープの素みたいなやつ。
あれが一つ、すんごい赤くてどろどろしてたんだよね。)

あっ、っと思った時には、ほぼ入れ終わってました。

結果。

辛い!って言うか、痛い!!
お茶の消費量が半端ないです。
唇からどこまでかもう分かんないけど、とにかく痛い!!

食べきるのにかなりの時間を要しました。

後になって、パクチーを食べた事無いshinが、どんなものか知りたくて自分で買ってきたやつだと思い出しましたが、あまりに痛くて結局パクチーの事は何一つ分かりませんでした。

タイの人たちの唇はいつも腫れあがってるに違いない。

まろやかにするためにヨーグルト入れてやろうかと思いました。

皆さんも気を付けて下さい。(何を)
じゃ、本編です。やっと日付が変わります。

朝です。
セバは早朝に公園へ散歩に行ってきたようでした。

あんたはじいさんか。

よく眠れなかったらしいのですが、時差ボケなど感じた事のないshinは、思わず突っ込んでました。
公園て。

朝食はホテルのバイキングでした。
皆で食堂に向かいます。

あの狭いホテルのどこに食堂があるんだろう、と思いましたが、まあ、彼も頑張ってましたよ。
エレベーターや部屋の驚きの狭さに比べれば、かなり普通の大きさでした。

が。

もう一回言いますが、朝食はバイキングです。
皆さん、バイキングなんですよ。


主食のみ
の。

主食って言ってもイギリスですから、パンとコーンフレーク。

確かにバイキングでした。
めちゃ種類ありましたからね。
パンとコーンフレークの。

…意味ないんじゃないですか?

サラダやスクランブルエッグのような“おかずもの”はもちろんの事、デザートも何一つありませんでした。
紅茶美味しかったですけどね。

色々と突っ込み所満載なホテルを後にして、キャンプ場まで向かいます。

この時点ではまだ気づいてなかったんですよ。
今日、これ以上突っ込み所のある人に会うなんて。

とにかく移動です。

途中、レミントン・スパだったかなぁ。
クマのパディントンっていうクマ、知ってます?
shin達は電車に乗って行くんですが、途中の駅にそのパディントンにゆかりのある駅を見つけて、テンション上がりました。

妹が好きで、ぬいぐるみとか持ってたんですよ。

当時それのアニメもやってたんですが、shinはナレーターの人の声が好きでした。
優しげで。

電車に乗ってる間、ある老夫婦と仲良くなりました。

元気な奥さんと、物静かそうな旦那(だんな)さんです。

旦那さん「じゃあ、君達は…」
奥さん 「これからキャンプなのね!素敵ねえ!!」

旦那さんはなかなか喋らせて貰えません。

しかし、日本から来た、というくだりで、旦那さんは頑張って会話に入ってきました。

旦那さん「やっぱり君達は日本人だね!?僕は俳句を作ってるんだ!」

―えっ、俳句?

カバンの中をごそごそと探って、ノートを取り出し、shin達に見せてくれます。

―あー、英語のね。

「俳句」という単語にこんなところで出会うとは思ってなかった面々。
興味津々の様子でノートを覗きこんでる事が嬉しかったのか、旦那さんはさらさらとこの場で一句作ってくれました。

…英語のを載せてもアレなんで、訳したのを載せるんですが、
そこには

“青い空

 快い風

 電車の中で

 日本のガールと

 会話した”

と書いてありました。

―季語ねえ!
英語だから5文字とか7文字とか無理なのは分かるけど、
せめて語のかたまりは3つじゃないの!?
つーか、伝えたいこと薄ッッ!!!

心の中、ツッコミの嵐だったshinを除いて、さち達は感心しながら見てたので、shinはそこにも一言言いたくなりましたが、旦那さんが嬉しそうなんで黙ってました。

ページをめくるにつれ、shinのツッコミ・フラストレーション値は値を上げていきましたが、それ以外は時は穏やかに進み、目的地に着いた老夫婦は笑顔で別れの言葉を残して去って行きました。

ありがとう、旦那さん。面白かったです。

その後はshinはかなり高めのフラストレーション値を、さちの寝顔を激写したりするなどして解消しました。
後で怒られたけど。

…つーかこの話、いつになったら終わるんだ!?
予定ではどんなに多くても記事4つ分くらいだったから、本当は前回終わってるんですよ!
もー!
(↑読んでくれる方々が優しい言葉をかけてくれるからって、お前が調子に乗っただけです。)

キャンプ編、どうしよう…。
(とりあえず、次こそキャンプ場に到着しろ。次編に続く。)

※追記
くまのパディントンにゆかりのあった駅は、普通にそのまんま「パディントン駅」でした。レミントン・スパはshin達の目的地でした。
次回登場します。多分…。

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ほとんど入ってないバイト先に行ってきて、バイトのつるっパゲのせいでかなりブルーになって帰ってきたshinです。

記事にまでダークなものを持ち込みたくないんで記述は避けますが、あいつはあの性格なんとか出来んのか!!

あいつに日記のペース乱されたりしては敵(かな)わんので、さっさと本編に入りますよ!!

とりあえずつるっパゲ!お前は素麺のつゆを麦茶と勘違いして飲んでしまったり、駅の改札でガコってなったり、何か取ろうとして目測を誤ってスカっとなったりしてしまえ!!ガー!!!

…はぁ。じゃ、本編へどうぞ。

人々が搭乗口に移動しはじめ、shinは仲間と合流します。

「さっきの外人と何話してたの!?」
「ちょっとカッコ良かったよねぇ!」

あの長い搭乗時間、仲間たちは至って普通に過ごしたようです。
そして、どうやら彼らとは違う時間を過ごしたらしいshinに、興味津々の様子です。

「いや、別に…。」

言葉を濁すshin。

確かに、会話はちょこっとしたもんでした。そしてあなた達のご推察の通り、shinは君達とは少し変わった時間の過ごし方を機内でしてました。

どこにも嘘はないです。なのに、このセリフを言った後の、どこか嘘ついちゃったようなこの感覚は何だろう…。

それは彼らの想像と現実との違いだと、分かり切っているその答えをあえて見ないようにして、shinは仲間とともに搭乗口を目指しました。

そして、そしてとうとう…

降り立ちました、霧の都、ロンドンへ!!

外に出た瞬間、何だか不思議な感覚を覚えました。
空から見た夕霧のロンドンは、とても幻想的でした。
どこかの風景画の世界に迷い込んだようでした。
でも、視覚だけの時とはまた別の、ロンドンの乾いた空気や、匂いを肌で感じた時、shinは

「違う国に来たんだ…。」

と本能的に理解したんです。その思いが、夜のロンドンを少し違った風に見せているようでした。

異国感というと、疎外感と取られる方もいらっしゃるかもしれないですが、嫌な感じとも、初めての感じとも違いました。

マレーシアに行った時にも、アメリカに行った時にも、そんな事は思いませんでした。もともと無闇に感動できない性質なんです。

何でしょうね。真っ暗な箱に入れられて、海を越え、窓一つない部屋に入れてから出されたとしても、この国の中なら、私は「ここは日本じゃない。」と思うっていう、変な直感みたいなものでした。

そんな不思議気分の真っただ中にいたshinを現実に引き戻したのは、shin達がその日泊まるホテルでした。

ロンドンは、首都で、都会ですから、地価が高い訳です。

そしてshin達が泊まるホテルは、

「そんな中で僕も頑張ってるんですよー。」

という彼の叫びを、そのまま体現したかのような、細長ーい形をしてました。

フロントで3階だと言われたので、エレベーターに乗って移動です。



1度に2人ずつね。

エレベーター狭すぎです。

2人ずつしか乗れないエレベーターなんて、初めて見ました。
shinは、このホテルには横幅制限なるものが存在しているに違いない、と確信しました。

少し規格外の体格の方、例えばクマのプーさんあたりが満腹の時に、このエレベーターを利用しようとしたりなんかしたら、大変です。
Rabi4_2必ずつまって出られなくなり、お腹がへこむまで絶食した後助け出されるまでは、下半身をオブジェのように使われてしまうこと請け合いです。

なんとなく、部屋を見てみたくなくなったshinです。

だって、こう、想像つくじゃないですか。

多分、ただの予想だけど、狭いんでしょ?

エレベーターが開きます。

驚きました。

1フロアに部屋は2つしかありません。

隣がさち達の部屋です。(まだ上ってきてないけど。)
以上。

簡潔ですねー。

はあ…。
気を取り直せ、自分。
いいから早くドアを開けるんだ。
こういう類は、とりあえずいっぺんに片づけちゃった方がいい。

ガチャ。

予想以上でした。

ベッドが二つ、それだけ。

それだけの部屋が、何でこんなに圧迫感を持ってるんでしょう。

shin「…囚人部屋みたい。」

実際には、映画で見る個室の囚人部屋の方が、若干広いかもしれません。

もしくは取調室に、ベッド2つ。
(どっちにしろ罪人から離れられていません。)

shinは、荷物の整理もそこそこに、あと一つあった備品、小さい机(もしくは台みたいなの)の方へまっすぐ歩いて行きました。

こんなものを見せられたら、するべきことは一つしかありません。

机をベットの方に持って行き、セバの方へ向け、自身はベットを椅子代りにして座ります。

shinは態度悪そうに足を組み、セバを怒ったように見上げました。

S「刑事さんよ~、いつまで俺をこんなところに閉じ込めておくんだ?いつまでいたって時間の無駄だ。俺は何にも言わないぜ。」

即席コントの始まりです。

セバは生真面目ですが、セバスチャンなんてあだ名をshinからつけられて、shinがあだ名で呼ぶとちゃんと

「なんでございますか?」

なんて答えてくれる、律儀な芝居気は持っています。

加えてshinの、この手の早変わりには慣れているので、一瞬置いて刑事に変わります。

セ「…そうはいっても調べはついてる。後はお前の自白だけだ。」
S「知らないね。」

セ「強情な奴め。サッサと言わないか!」
S「…。フンッ。」

セ「…。…カツ丼食べるか?」
S「いただきます。」(即答)

ただの食いしん坊でした。

さち「…何やってんの?」

部屋に荷物をすべて置いてきたらしく、さち達が遊びに来ました。

部屋が狭すぎるから、という理由でみんなで記念撮影をし、明日の予定を話し合って、shinたちは眠りについたのでした。

ロンドンのホテル、ありがとう。君の心意気は何か伝わった。

そして面白いのは、外国だからなのかその部屋は狭くても雰囲気がどこかお洒落で、かっこいい事でした。

…つーか今日の記事、結局昨日の記事の日付変えられてなくないか?
昨日の記事が夕方で、今日の記事がその夜。

…日付変わってねぇ。
(先の長そうな展開になってきたが次回でキャンプ場までつくのか…?次編に続く。)

(shinが深夜に更新を終えた後、再び目覚めるまでにこのサイトにいらして下さった方々。(そうじゃない方は()内読み飛ばして。)

お見苦しい画面をお見せいたしまして、申し訳ありませんでした。
この回、普通に長すぎましたね。
いくら普段からshinの長々とした文体に付き合って頂いてるからって、さすがに長すぎです。
明らかに分けるべき文章でしたが、
「ただでさえ何章にも分かれている話で、更に前・後編にまで分ける訳には…」
と、その時shinは考えたみたいです。

で、翌朝サイトを開いてスクロール幅がいつもの1/2になってるのに気づき、読んでみて改めてその冗長さに驚いたというわけです。
あまり夜中に更新するのも考え物ですね。
眠くてハイになってたんだと解釈して、前回見た画面を快く忘れてくださると嬉しいです。)

朝っぱらから、謝罪で始まるshinでした。

では気を取り直して、機内でテトリスを始めた中2のshinの事を覗いてみましょう。
中2のshinは早速テトリスに取りかかります。

しかし、このテトリス、何かおかしいです。

降りてきたブロックをまず右に寄せようと、
十字の右ボタンを押したとたん、

―ギュンッッ

と、ブロックは現実世界ならエンジン音でもブチかましそうな勢いで下にさがりました。

「???」

その時shinは、多分はたから見ても明らかなクエスチョンマークを顔中に浮かべてたと思います。

―あれ?私、今右押しましたよね?

またブロックが降りてきます。

shin(よし、今度は下に…。)

しかし、下ボタンを押しても、今度は左方向に

ちょろっ。

としか動きません。

「????」

なんでこんなに難しいのでしょうか。
shinは早くも心が折れかけています。

緊張をほぐすために始めたテトリスに、こんなにも精神的苦痛を与えられるなんて。

shinは上手くいかないもどかしさに、かなりじれていました。

…その頃。
隣のカーンも、ものすごいじれったい思いをしていたのです。

―カーン心の声―(アテレコ)
(ホントにこの子は何なんだ!
やっと変なポーズをやめたかと思ったら、
今度はコントローラーを縦に持ってテトリスしてやがる…!

オイ、それは横に持つんだ!!

下ボタンを右ボタンだと思って押したって、そりゃ下に下がるよ!
明らかにおかしいだろ、気付けって!
なんだその「どうなってるの?」みたいな顔!
…ああっ、注意してぇ!でも、言葉通じるかわかんねぇ…!!)

shinはようやくこのおかしな法則のテトリスに慣れてきましたが、はっきり言ってこれ以上続ける元気はありませんでした。

―もうやめよう…。

そう思った瞬間と、カーンがちょっと咳払いをしてshinの注意を引いたのと、ほぼ同時でした。

shinがカーンを見ると、カーンはもったいぶった手つきでコントローラーを取り出すと、

カーン「んっ、」
(shinと同じようにコントローラーを縦に持ち、)

カーン「ん!」
(グイっと90
度回転させました。)

shin「―!あ~!!」

大納得。同時に、カーンも胸のつかえが取れたようでした。

納得ですが、さすがのshinも恥ずかしくて、これ以上テトリスを続ける事はできませんでした。

shin(寝よう…。)

座ってるだけなのにすごい疲れたし、カーンは意外と優しい人だったから多分寝ても大丈夫だしで、もうshinは寝る事に決めました。

が。

まだまだshinには平穏な一時は訪れませんでした。

―ビニールに入ってるひざ掛けのビニールが、破れない。

shinはもともと握力が激弱なので、その事も手伝ってるのかちっとも開きません。

shinが悪戦苦闘しだしたのと同時に、カーンの平穏も乱されます。

カ(今度は何だ!?ビニールはお前が下にしてる面に、破き易いように点線が入ってんだよ!
つーかそんなに力込めて、それでも開かねえのか?
…あー!じれったい!)

カーンは今回は即行動に移しました。

カ「んっ、」
(言いながら自分のひざ掛けをつかみ、カーンの方を向いたshinに向かって、)

カ「ん!」
(点線をアピールしながらビニールを破りました。)

S「―!あ~!!!」

大納得。(2度目。)

さすがに2度目ともなると、shinとカーンの間には敵を同じくした同胞のような連帯感が芽生えていました。(カーンの場合、敵はshinだったわけですが)

二人とも開けてしまったひざ掛けをかけて、しばらくウトウトした後、飛行機はロンドン上空へとさしかかりました。

窓の外に興味を持ってるshinに、カーンが軽く手招きします。

カ「ほら、あれがビック・ベンだよ。」
S「わぁ…!」

熱心に見ているshinに、カーンはイギリスの街並みを上空から説明してくれ、2人はどちらからともなく笑顔になってました。

空から見たロンドンは、本当にきれいでした。

ようやく、ここで無声映画状態だった2人の間に、会話らしい会話がぽつぽつ始まります。

S「観光なんですか?」
カ「いや、残念だけど仕事なんだ。」

いい感じです。
しかし、やっと話し始めた時にもうロンドン上空だったのですから、大した話をする前にあっという間に着陸の時間になりました。

shinは再び“耳をふさぐ体勢”になりましたが、カーンも先ほどとは違い、その事をもう気にしなくなってました。

そして、着陸。

「楽しい時間だったよ。」

と、後でどういう意味なんだろうと考えたくなる言葉を残して、shinと握手を交わし、カーンは去って行きました。

ありがとう、さよなら。そしてお騒がせしました、カーン。

はじめ恐そうだなんて思ってごめんよ。君はいい人でした。

こうしてshinは長い搭乗時間を、なかなか濃い思い出として残すことになったのでした。

(一応言っときますけど、その前に飛行機に家族で乗った時は、テトリスも、ひざ掛けもちゃんと使えてましたよ。緊張してたんです。)

…恐らくこの飛行機で一番ついてなかったのは、おかしな動作を繰り返す外人2人組の隣に座ってしまった、あの気難しそうな英国紳士でしょう。

最終的には英字新聞を広げてshin達を視界に入れないようにしてた英国紳士。
お騒がせしました。

そしてまたshinはshinで、カーンと笑顔で握手してるシーンだけを目撃され、

「早速英会話してる…!!」

という、間違った印象をさち達に与え、誤解を深めていくのでした。

英会話とか、多分5分くらいしかしてなかったからね。
(ようやくイギリスの土を踏むか…!?続編に続く。)

shin 「セバの事、ブログに書いたけどいい?」
セバ「何だと!?何書いたんだよッッ!」

思いっきりの事後報告を、久しぶりのメールでされたセバはすごい警戒しました。

S「まだ何にも書いてないよ~。読んでる人だって、誰もセバのこと知らないし。」
セ「…っていうか、私は君のブログじゃ『セバスチャン』なのか!?色物サイトかよ!」
S「失礼な奴だな、君は。私のサイトですよ?そんなん…
  色物に決まってます。」(きっぱり)

セ「失礼なのはお前だろ!!」

少し前のさちとのやり取りを思い出し、「これが普通の反応なんだろうな…。」と何となくしんみりしたshinです。

ちなみに、本文を読んでセバは特に怒るべき事はないと判断してくれたようです。
さらには、「このペースで帰国まで書く気か?」と、筆者のような心配までしてくれました。

大丈夫、普通に楽しかった思い出なんか書きませんよ。飛ばします。
色物サイトですから。(根に持ってるのか?)

 
そんな色物サイトは、たとえ時間が10分単位でしか進まなかろうと、ネタさえあれば書くんです。

だから今回も、例えイギリス本土に足を踏み入れることなく終わろうと、飛行機機内での一コマを書き切りますよ!

さて、ようやく空港に着いた一行ですが、実は少し焦っていました。
理由は忘れましたが、着いたのが飛行機の時間ギリギリだったんです。

リーダー「急いで!飛行機の席が取れないかもしれない…!」

何でそんな事になっちゃったんでしょうか。よく分かりません。
とにかく急いで、受付のお姉さんに聞きます。

「あの、この便なんですが、まだ大丈夫ですか?」

お姉さんは、申し訳なさそうに口を開きます。

「すみません。ご搭乗頂くことは出来ますが、席は離ればなれになってしまいます。それでもよろしいでしょうか?」

我々に選択肢はありません。

もらったチケットはランダムに私達に配られて、一路飛行機の搭乗口へ。

ここでチケットの席位置を見てみると、確かに全員連番というわけにはいかなかったですが、全体的には一か所にまとまっています。

―1人を除いて。

もう皆さんにはお分かりですね。
そう、shinです。

shinの席は前から3番目くらいの位置。
そしてshin以外は後ろから3番目くらいの位置に固まっています。

…shinには何かあるのでしょうか。
―仲間はずれの神様が、shinに一目惚れでもしたのでしょうか?
―それとも昔ミミズをひと結びにして縛ったことを、あのミミズはまだ怒ってるんでしょうか。

一応リーダーが「代ろうか?」と言ってくれましたが、こっちもそこまで子供なことは言えません。
「大丈夫です。」と答えておきました。
shinはこれでも海外には過去2回、飛行機には何度も乗ったことのあるツーリストなんです。
経験者は未経験者に譲ってあげなければ。

が。

座って2秒で、shinは代わってもらえば良かったと早くも後悔しました。

shinは窓側の3列シートの真ん中でした。

好きな時にトイレに行ける権利も、窓の外の景色を見てワクワクする自由も、どっちもない味気ない席です。

窓際には、少し強面の、ドイツのサッカー選手カーン氏に似た若い外人。
そして通路側には、ごっつ気難しそうな英国紳士。

レベル違いの2人に囲まれて、か弱いshinの脳裏に、ある思いがよぎります。

―寝れない。

海外に行ったら、自分の荷物から目を離したりすれば一瞬で荷物は持ち去られます。
自己責任ですから、同情の余地すら認めてもらえません。

shinの隣は外人二人。
つまり、shinはそんな世界に住んでいる人々に、今囲まれてるわけです。
一瞬でも意識を失ったらいけません。

この時、shinは半日以上ある飛行機の搭乗時間中、一睡もしないことを誓ったのでした。

『離陸します。シートベルトの確認を…。』

アナウンスが流れました。shinはすでにシートベルトを締めてますが、その合図とともにしなければならない事がありました。

shinは気圧に弱いんです。

離陸前から耳を塞いでおかないと、気圧の変化のせいでその後ずっと頭痛を抱えたまま旅行を続けなければならなくなります。

ずっと手を浮かせたまま耳を塞ぐのは疲れるので、shinはかがむようにしてヒジを足の上にのせて“耳をふさぐ体勢”になりました。

いきなりかがんだshinを見て、隣のカーンが驚いてる気配がします。

―カーンの心の中―(勝手にアテレコ)
(おいおい、何なんだこのジャパニーズは。さっきいきなりかがんだかと思ったらその後、ぴくりとも動かなくなったぜ。
気になるけど俺は日本語喋れねーし、その体勢じゃ聞くに聞けねえ。けど、気になるぜ…っ)

―shinの心の中―
(まいったな、カーンみたいな人、何か気にしてるよ。
でも聞かれてないのに説明するのも変だし、第一英語でなんて言えばいいんだよ…。気まずい…。)

言葉の壁を越えて通じ合う二人の気まずい雰囲気は、飛行機の高度が安定するまで続きました。

高度が安定すれば手を放しても大丈夫なshin。ここでする事が無くなりました。
でも寝るわけにもいきません。

さっきから、カーンがこっちを気にしてるような気がしてならないのです。

今思えば、見知らぬ外人の、しかも成人男性2人に挟まれて座ってた事で、shinは思った以上に緊張してたんだと思います。

何か気を紛らわす事をしなくては。

そしてshinは、飛行機の座席についているゲームの中から、テトリスを選んで飛行時間を潰すことにしました。

しかし、その選択がshinとカーンを意外な方向へ導いたのでした。
(深夜に更新して、起きて改めて見たらやっぱ長すぎるので、後編に続く。)

こないだ電気屋に行ったらELLEGARDENが流れてて、

「ああ、そういえば昨日のワンマンで活動休止したんだっけな…。」

と、ちょっと切なくなったshinです。

はい、お待たせしました(誰も待ってない)、イギリス編です。

が、これ長いんですよー。

はじめのエピソードでもう前・後編いくんじゃないかとヒヤヒヤしてます。

まあ、いっか。スタートです。

皆さんは、ボーイスカウト、ガールスカウトというのをご存じですか?

男子はカーキ、女子は水色の制服に身を包んだボランティア集団です。
(言い回しおかしいか?)

募金したり、キャンプしたり、集会があったり、歌歌ったり、一言で説明しろって言われると、一瞬反応に困るような、バラエティに富んだ活動が展開されています。

海外でのボランティアなんかもやってるんですよ。

で、話は、集会の時に、shin達のリーダーがイギリスで行われる国際キャンプに参加しないかと持ちかけた所から始まります。

リーダー(以下リ)「いろんな国が集まってキャンプするのよ。」
shin(以下S)   「え~…。」
さち(以下さ)   「いいじゃん。楽しそう!」

shinは出不精です。キャンプは行けば楽しいけど、行くまでが大変で、どこか行くとなると始めは必ず渋るめんどくさい奴です。

が、この時はめったにない規模の大きいキャンプである事や(普通ならshin達の所までお話が来ないはずのものだったそうです)、
さちやら母親やらがかなり乗り気だった事などが重なり、話は着々と進んでいったのでした。

 
shinはその頃中2でした。ほかの子よりも、ちょっと英語が得意だった中2です。

つまり、そんなんたかが知れてるんです。

その事を自分が一番分かってるので、shinはこの旅行では
「英語なんて知りませんッッ」
っていうスタンスで過ごそうと思ってました。

しかし、そんなshinのもくろみは、我が親友の天然KY…もといさちには全く伝わっていなかったのです。

さ「shinはね~、英語が得意なんだよ!英検も準2級取ったし。」
リ「へー、そりゃすごい。じゃあ、誰か一人だけでホームステイしなきゃいけない子がいたんだけど、shinでいいわね。」

うおぉい、ちょっと待てぇ!

そんなちっちゃい仲間外れみたいな決定を、さらっとしてくれるな!

S「や、そんなんまぐれですから!」
リ「謙遜しちゃって~。」

してないっす!

っつーかイギリス行きのメンバーには、shinより年上がいますよね!?
リーダーとかも居るじゃないですか!

イギリス行きのメンバーは、次の通り。

  • shin
  • さち
  • セバ
  • Rちゃん
  • リーダー2人。

セバっつうのがshinより一個年上で、何でセバかっていうとあだ名がセバスチャンだったから。
まだ本人に了解取ってないけど、ものすごい内輪だけのあだ名なので誰にも分かりゃしないし、セバに決定です。

Rちゃんはこの旅行で初めて会う、違うグループからの参加者で、ぶっちゃけこの日記にはあまり絡んできません。

そして、この時のホームステイ先の宿割。

  • リーダー(年上の方)→イギリスでリーダーしてる老夫婦の家
  • さち・セバ・Rちゃん・リーダー(若い方)→スカウトの家
  • shin→別のスカウトの家

はい、おかしいですよね?明らかに仲間外れですやん。

何で学生メンバーの中に、リーダーが一人入っちゃってんですか。

しかもホームステイ先の距離も、上の5人はご近所さんらしいのですが、shinは離れてるんだそうです。

 

…行きたくねぇ。

 
そして出発前夜。

shinは持ち物のチェックをしていて、とんでもないものを目にして慌てて母親のもとにすっ飛んで行きました。

S「お母さん!これ何!!?」

母「ああ、それあんたの荷物が分かるように、全部に名前書いたのよ。」

shinの荷物という荷物には、油性ペンででっかく

 

 

日本 shin』

と書いてありました。

意味ねえぇぇ…!!

お母さん、確かにキャンプでは、いろんな国の方々が、一堂に会してらっしゃいます。

だから、モノがなくなったら、どこの国の人の持ち物か、分かんなくなっちゃうかもしれない。
その懸念はよく分かりますとも。

でも、その人たちは大抵、日本語読めないんですよ?

せめて、JAPANと書くべきじゃないですか?

母はshinの名前も日本語で書いてたので、“日本”の表記は全く意味がありません。

shinのお気に入りの持ち物を、日本で使えなくしただけです。

 
…行きたくねぇ。。。

こんなネガティブな感情を一層深め、翌日shinはイギリスへと出発して行ったわけですよ。
(飛行機での一コマ編に続く)

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◇サイトでshinと長猫連載中◇

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